「ATTACHMENT × junhashimoto」のアイテムについてのお知らせになります。
素材の準備は全て「ATTACHMENT」製。
そして、縫製や形状は「junhashimoto」製という、
日本を代表する「DOMESTIC BRAND」の初共演により実現した
全てが夢の様なコラボレーション企画となっております。
こちらの「SLIM BANANA CHINO PANTS」が先日入荷して参りました。
そしてそれ以外「背リブTEE」と「WRINKLE HOOK SHIRT」についてお知らせが有ります。
・「背リブTEE」
生産の都合上、ネックの形状は、Vネックとクルーネックの2種類では無く、
クルーネックのみの形状に変更させて頂きました。
・「WRINKLE HOOK SHIRT」
4月末の納期で進めておりましたが、生産工場の都合で、納期が5月末に変更になりました。
以上の2点について変更になります事を、ご報告させて頂きます。
特別な限定モデルとして魅力の有る商品なのですが、
上記の理由により、万が一キャンセルをご希望される場合は、ご連絡を下さいませ。
ご迷惑をおかけ致しますが、宜しくお願い致します。

入荷済み
素材には、コーマ糸以上のなめらかさを追求すべく
毛羽を限りなく取り除いたATTACHMENT渾身のコンパクトヤーンを使用。
さらに、横糸にストレッチ糸を用いることで動きやすさも考慮。
また、仕上げの最終工程では椿オイルを使い、
生地表面に光沢感を与えるとともに一層なめらかな肌触りを実現させた。

5月末 デリバリー
素材はATTACHMENT自慢のこだわりをもって開発された7.5ozのオリジナルデニム。
味わいのあるムラ糸を用いることでヴィンテージデニムの風合いを再現しつつも、
あくまでもソフトに仕上げられた風合いが魅力。
やや薄手で甘織りの素材感は、WRINKLE SHIRTの縦じわに驚くほどよくなじむ。

5月末 デリバリー
デニムシャツと並びアメカジの王道アイテムであるチェックの
ネルシャツ。元来どこか泥臭いイメージのあるこの定番シャツも
WRINKLE SHIRT特有の縦じわが入ることで体にシャープに吸い付き
都会的に見える。junhashimotoによってデザインされているのは、
あくまでも着た時の姿の良さなのだ。
デザイナーお二人によるコメント
ATTACHMENTとjunhashimoto。お互い存在は知りつつもこれまで一度も接点はなかった。
そんな両ブランドのコラボレーション──
きっかけは両者をよく知る栃木のセレクトショップ『マーキュリー』の声掛けだった。
2015年にオープン10周年を迎えたマーキュリーでは、
記念コレク
ションの目玉としてインパクト絶大なこのコラボレーションを密かに画策していたという。
ブランド同士の接点はなくともマーキュリーとは古くから縁の深い両者。
しかも、そのオファーは誰しも心を揺さぶられるほど熱意に満ちたものだった。
それならば…と夢のコラボレーションが動き始めた。
今回のコラボレーションのお話を受けて、率直にどう思いましたか?
熊谷
マーキュリーさんからの依頼でしたので、とにかく受けようとは思いました。
ただし橋本さんとは面識がない。
そのうえ、お互いわかりやすいアイコンなどのないブランド同士ですから、
さて何を作ろうかな? というのが正直な感想でしたね。
橋本
僕もほとんど同じ感覚でした。お互いトータルブランド同士じゃないですか。
やろうと思えば自前で全部できてしまうわけですから、
本来はコラボレートする意味がないと思うんです。
でも、僕としても断る理由はない。
だからまず、両者の絶対的な違いは何かと考えました。
そこで思い当たったのが素材です。
僕のなかでATTACHMENTといえば、シンプルなデザインをこだわりまくった
上質なオリジナル素材で仕上げるブランド。
一方、僕がもっともこだわっているのは、着た時にいかにスマートかつ男らしく見えるかということ。
素材に関しては、むしろ加工や仕上げが重要で、
それに合う生地をセレクトすることに重点を置いています。
ならばATTACHMENTの生地と
junhashimotoのカタチの融合というのが、
もっともスムーズなんじゃないかと思い、提案しました。
熊谷
たしかに僕は素材を作るのがすごく好きなんですよ。
もちろ
ん費用はかかりますし、無駄といえば無駄なんですが、
結局は作らないと納得できなくて(笑)。
パリコレに出している『KAZUYUKI KUMAGAI
ATTACHMENT』のラインに関しては、
全アイテムがほぼオリジナル素材という作り方をしています。
だから話を聞いた時、すぐに「いいな」と思いましたね。

お互い相手に対してはどんな印象をお持ちでしたか?
また、実際にお会いになってみていかがでしたか?
熊谷
僕にとっては『wjk』(wjkとは橋本が2004年
に設立したブランド)が
世に出てきた時のインパクトがとにかく強烈で。
男の定番的なアイテムをちょっと特殊なニュアンスで提案しつつ、
同時にショップも含めてトータルイメージを打ち出すというやり方に衝撃を受けました。
実際あの頃、wjkの直営店でもないのに真っ黒なお店が増えましたよね(笑)。
だから橋本さんに対しては、優れたデザイナーであると同時に
プロデューサーとしての能力の高さを感じていました。
今回のコラボに関しても、テーマの出し方やアイデ
アの引き出しの多さなど、
やっぱり同じものを感じます。
橋本
僕は正直、コラボレーションでATTACHMENTの名前が出てくるとは思わなかったので、
初めは恐る恐るという感じでした。
熊谷さんにはちょっとコワいイメージもありましたし…。
でも実際に会ってみて、思いのほか話が合ったのでホッとしています(笑)

具体的な商品については、どのように決まったのですか?
橋本
初期のwjkのインパクトがすごかった、という話を熊谷さんか
ら聞いたので、
だったらあの頃の“ザ・オトコ”みたいなイメージを今っぽく復活させたら
面白いんじゃないかと持ちかけました。
アイテムも初期のヒットアイ
テムであるリンクルシャツとバナナパンツがいいんじゃないか、と。
熊谷
リンクルシャツ、バナナパンツ、M-65がwjkの3大アイテ
ムという感じでしたから、
とてもいいなと思いましたね。
そして、リンクルシャツと聞いた時点で、今回採用した生地が合うなと直感しました。
実際、出来上がったサンプルは想像どおりでした。
素材がよくなじんでいて、いい感じに仕上がったと思います。
橋本
リンクルシャツって生地の織りが甘めのほうがハマるんですよ。
だから、僕も熊谷さんから生地を見せてもらった時、コレはイケルなと思いました。
パンツに関してはシンプルな5ポケットのバナナパンツなんですが、
実はバックスタイルにお互いのアイコンが効いているんです。
ATTACHMENTの"ヒップダーツ"とjunhashimotoの"玉縁ポケット"ですね。
熊谷
あのダーツは10年ほど前にKAZUYUKI
KUMAGAI
ATTACHMENTの海外展開を始めて以来、
一貫して5ポケットのパンツに入れています。
海外進出に際して、ひと目でATTACHMENTだとわかるア
イコンが欲しかったんですが、
ロゴ的なものはどうしても入れたくなかった。
そこで思いついたのがあのダーツでした。
おかげで今では、アレがなければ欲しく
ないというお客さんもいるくらい浸透しました。
橋本
僕の場合も似ていて、やっぱり何かアイコンが欲しかった。
でも、5ポケットパンツのバックポケットに変なステッチは入れたくなかったんです。
じゃ、どうしようかと考えていた時ひらめいたのが、
右のバックポケット
の上にもうひとつ玉縁ポケットをつけてしまうというアイデアでした。
それにしても、両者のアイコンが揃ってオシリに入ったパンツというのは、
結果的になか
なか面白いなと感じています。
パンツの生地ももちろんオリジナルなんですよね?
熊谷
そうですね。なかでも白のほうはこの企画専用のオリジナルです。
黒はブランドの鉄板なのですぐに用意できる生地があったんですが、白は現在やってない。
ですが今回、橋本さんのほうから出た「黒と白で」という提案は
面白いと思いましたので、新たに作りました。
橋本
やっぱり熊谷さんのオリジナル生地へのこだわりはすごいですよ。
僕は逆に素材を選ぶほうが好き。
改めてお互いの得意技が見事に噛み合ったなと感じています。

お力添えを頂いた、両デザイナーさん、そしてSTAFFの皆さん、ご予約頂いているお客樣方、
心より有り難うございます。
NIHEI
