SHOP閉店後になった電話。
他県のお店で働く同業他社の店長さんから、有るきっかけで電話を貰った。
「物事をユーモアに出来る、心のデカイ男(体もデカイが)」
出会いは10年以上前。
お互い20代だったかな・・・。
当時、他のお店の人とか、別に興味も無くて、挨拶をかわす位だったけど、
展示会で何度も顔を合わせるうちに、話をするようになったSTAFFさんだった。
今夜、電話で話したのは、もう何年ぶりか、いつだったのか思い出せない。
もうとっくに独立してるのかな、なんて思いながら話していた。
ただ、独立出来るだけのキャリア、お客様への熱い思い、BRANDへの熱い思い、が有るのに、
「独立願望」が無い。
でも、ポジションに甘んじるとか、安易な姿勢では無く、その理由に
「うちの社長をまだ食わせてないから!!」と言いのける40歳のバリバリ店長。
さらっと、そんな事を言える男、カッコいいと思った。
会社を運営する以上、社長も、働く側もお互い様。
「フィフティーフィフティー」では無いが、互いに信頼が有り、感謝が有り
成り立つ物だと自分は思っている。
お会いした事は無いが、そんなSTAFFさんを預かる社長さんが羨ましいと思ったし、
その社長さんも、その店長を大切に思い、仕事を任せているという事だろう。
精一杯生きながらも、自分の事だけで無く、「義」の道に生きる「漢」がいる事に
感動さえ覚えた。
「楽しくも謙虚に生きる姿勢」
それは自分の中の根幹に有る物。
ただ、自分自身、社長を目指してアパレル業に転職した20年前は、
洋服の事と、キャリアアップ、カッコ良くなりたいと、自分のことばかり考えていた。
でもお店を任せられ、部下を預かり、数字を追いかけ・・・
いつか「独立」をした頃、更にお金を預かる重みと、STAFFの未来を背負う、重責とやり甲斐、
更に自分自身の「人としての成長」が不可欠で有る事を気付かせてもらった。
自分自身、能力が無いから、人より努力を持続して、人に感謝をして、生きている事。
今も、これからもカッコ良いオヤジになりたいから、「謙虚さ」を忘れちゃいけない。
1時間半の貴重な電話の内容に、
そんな、自分の中に有る「熱い部分」に沢山、触れられた気がした。
お互い10年、色々有ったと思うけど、一生懸命生きているやつって、やっぱカッコいい。
最近、凄くカッコいい人との出会いが多い。
不器用でも、熱く、真っすぐに、真面目に、生きている人。
その方達に触れる度、自分も沢山のPOWERをもらう。
その人達に共通して言える事は「焦り」が無い事。
心に「余裕」が有るのだ。
全然、自分、足りないな~、って気付かせてもらいながら、
まだまだ、ちっさな自分だけど、もっと人に良い影響を与えられる様な男になりたい。
そう思わせてもらえた夜。
やっぱり人生って、捨てたもんじゃないよね・・・。
今夜も素敵な1日をおくれた事に感謝!!
NIHEI