あの日から、今日でちょうど一年が経ちました。
2011年3月10日、その前日、自分は茨城の海沿いに遊びに行っていました。
食事を採った場所、遊びに行った水族館・・・その場所は、津波の影響を受けたと、後から聞きました。
あの瞬間、事務所で仕事をしていて、味わった事の無い揺れに、正直、駄目だと思いました。
あの日から、計画停電による営業時間の短縮。
一日2時間程度の営業の日も有りました。
そして世の中の自粛ムード。
住む場所も、家族を失った方が、隣の県にもいるという時に、
「服を売っている場合なのか・・・」
そんな事も考えました。
お店としての存続・・・
在るべき意義・・・
考えれば、考えるほどネガティブな方向に・・・
そんな時、お互いお会いしたことも無いのに、よくして頂いている名古屋方面の方からお言葉を頂きました。
勇気を貰った言葉・・・ 改めて引用させて頂きます。
「義援金を贈ることも、思いを届けることも、
あなたの愛はそのエネルギーになる。
そしてあなたが出来る事は、
あなたの仕事をしっかりすることだと思う。
いつものように仕事を続ける事。
美容サロンの人は、美しく髪を切ってあげましょう。
旅館の人は、やさしくお客様をもてなしてあげましょう。
飲食店の人は、温かくお客様に接してあげましょう。
しっかり仕事をして、経済を止めないことです。
あなたはあなたの仕事を、圧倒的な質で成し遂げることです。
経済を活性化する。
そして・・・
いつもの店が今日もちゃんと開いていて、
いつもの笑顔が見える。
そんなことが、多くの人を元気づけるのだと思います。」
世の中、自粛ムードだった時、MERCURYという店を、やっている場合なのかと悩んでいた時・・・
こんな言葉を頂き、やれる事を胸張ってやろうと決めました。
この一年間、通信販売でMERCURYを支えてくれた皆さん。
店頭に元気な顔を見せてくれている地元、そして近郊の県からいらっしゃる皆さん。
貴方たちから必要とされる事、その存在に、私達は、どれほど勇気を貰った事か。
本当に有難うございます。
あの震災で知った地名の方からのONLINEの注文に、テンションが上がりました。
ただ・・・
家屋、そして身内や、知人を失った方の気持ちを考えると言葉が見つかりません。
それでも、命ある私達、働き口の有る私達が、日本を支えなくては!!
まだまだ日本の復興は遠い・・・
宇都宮に住む、私、
子を持つ親として、この地に住む不安も有ります。
ただ、今、私がこの街でやらなければいけない事、
その使命を感じ、2012年3月11日、本日も営業させて頂きます。
RISE AGAIN!!
仁平 達也