あくまでも私の個人的な思いです。
専門家会議では、東京・大阪を「感染拡大警戒区域」とし、医療体制を今日、明日にでも抜本的に対策を強化すべきと提言しました。
山中伸弥教授が、コロナウィルスの情報を発信するために個人で開設したサイトで、
５つの提言をされました。
日本医師会は、政府に緊急事態宣言を出すように求めていますが、出されないため独自に医療危機的状況宣言を出しました。
三連休の始まる直前、専門家会議では三連休での感染者増大に警鐘を鳴らすも自粛要請が出る事もなく、人で溢れた三連休。
その結果が感染者拡大となって現れ始めたように感じます。
それでも、総理は「今は緊急事態宣言を出すべきではない」と言います。
出したらコロナが終息するまで撤回出来ないし、経済が終わる、オリンピックが出来なくなる。
集団パニックが起きるかもしれない。
色々難しい事が山積みなのでしょうが、
毎週末自粛を呼びかけ、毎日感染者が増え続け、総理が言うように「瀬戸際の」状況が続いている中で、これを緊急事態というのではないかと思うのです。
のらりくらりとかわそうとしたってウィルスはかわせない。
器から溢れたら、もう元には戻せない。
経済が死ぬか、経済と国民が死ぬか。
コロナ疎開、と言って、感染者が出ていない鳥取や島根に向かう人達の多い事。
人工呼吸器がたくさんある、と金沢に向かう人。
本当に皆、感染してないと言い切れるのかな。
高齢化が進み、病床も少ない地方で感染拡大したらどうなるか考えてるのかな。
治るのに時間がかかるのに、このまま感染者が増え続けたら、、、
医療崩壊したら、その先にあるのは孤独な死なんじゃないかと思うのです。
トリアージが必要になるし、弱者は誰にも見てもらえず、家族に会う事もできず、もしかしたら遺骨すら帰って来ないかもしれない。
イタリアでは、死亡者はまとめて埋葬されて遺族には埋葬場所も伝えない状況です。
緊急事態宣言をしないのであれば、もっと強いリーダーシップで国の方向性を今一度国民に明確に示してほしいなと、総理に願うばかりです。