親が私の矯正も渋々受け入れてくれました。


歯科大でお話を聞くと私の口元はやはり矯正治療が必要な範囲のもので、結果4本の歯と4本の埋まっていた親知らずを抜きました。

当時の歯科大のお話だと、鼻の先と顎の先を線で繋げた時、その線より口元が出ていると治療を検討するべきということでした。


しかし最近聞くと、私の治療にまでお金が回らず祖父母に費用を持ってもらっていたのだそうです。


、、、親になってわかりますが、高い治療、もっともっと最後まで真面目に続けるべきだったと反省します。


中学3年から初め、たくさん歯を抜いて、口には常にワイヤーの違和感と痛みが共存し、大学入学の頃には長い治療に飽き飽きして、戻り防止のリテーナーの継続をフェードアウトしてしまったのです。大学に一時間半かけて通っていたこともあり足が遠のきました。

そのため、いま少し前歯にあきがあります。

そこを埋めるために地域の歯医者さんが保険内で歯の側面に白い何かをつけて、パッと見、隙間が見えないようにしてくれました。

でも3年も経てばそこだけ変色。

さらに一年前にはその詰め物の下に虫歯ができていることが発覚しました。

更に、私が変わるかも、と期待したのは上顎の歯茎が盛り上がるように前に出ているのを改善すること。

今思えば歯をワイヤーで押さえているだけだから、歯茎の形が劇的に変わるわけではないのに、ここまでやってこの程度か、と思った結果になりました。


矯正って難しい。賭だなと思います。

今の私は美しくなったわけでもなく、前歯に隙間と虫歯があって、でも普通の人が持っている歯が既に4本なく、残った歯な健康を維持するのに必死なのです。


だから息子の矯正治療が必要だと言われても、私ははい!では次回からお願いします!お金持っていきます!と簡単に話を進めることはできませんでした。

あくまでここは子供達のメンテナンスのために選んだだけで、矯正治療をお願いするために選んだクリニックではないわけで。


なにより私は夫の地元に嫁いだため縁もゆかりもありません。

まず、この地を熟知している義母に地域の歯医者さんについて話を聞くことから始めました。



結果としては、息子がもともとお世話になっている小児歯科に矯正治療をお願いすることになります。

廻り道をしましたが、私が親として納得するための過程だったと思っています。