そろそろ暖かくなるとお別れになってしまうおでんを作りました。
基本的に関西風の作り方だと思うのですが、今となっては関東のおでんはすべて関西から伝わったものだともいわれています。けれども、もともとおでんは江戸時代に江戸で生まれて、関西に伝わって「関東炊き」とも呼ばれていたといいます。どういうことかというと、醤油が普及した江戸時代に江戸で生まれたおでんは、関西にも伝わりましたが、その後江戸末期から明治にかけて関東や東京ではすっかり廃れて食べられなくなってしまったそうです。それが大正時代に関東大震災で大打撃を受けた東京に関西から大勢の人たちが炊き出しを提供しに駆けつけ、その時におでんがやたらと振る舞われ、おでんが東京に再紹介されたとのことです。というわけで、その後の、濃い口醤油を使うおでんなどは関東風などと呼ばれますが、基本的には今のおでんのレシピは関西由来のようです。

①まずは大根の下準備です。皮をむいて輪切りにした大根をちょっと透けてくるくらいまで水から煮ます。この下処理をしておくと、後でつゆがよく染み込んでくれます。

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②次は牛筋肉の下処理です。肉は食べやすい大きさに切り分けてから水から煮て、いったん沸騰したらものすごいアクが出るのでそれを水にさらしてきれにいにしてから串刺しにします。牛筋肉はものすごくつゆをおいしくしてくれるので個人的にいつも入れてます。

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③つぎにつゆを作ります。3リットルの水に花かつおをわしづかみ1、昆布5~6センチ四方1、白じょうゆカップ1、砂糖カップ1/3-1/2、酒カップ2/3-1を投入し、一気に煮立たせます。沸騰したらアクをとって、10分ほど弱火で煮だしてから濾します。

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③鍋に種を並べます。下に大根や牛筋を詰め込んでから、その時々の種を並べます。今回は東京揚げ、つみれ(鶏、鰯)、ごぼ天、野菜揚げ、がんも、鶏巾着、ゆで玉子などです。今回は佃權の種が多かったです。並べたらつゆをひたひたまで張り、強火で煮立てたらアクを取ってそこからはごく弱火で煮ます。つゆが減ったらどんどん足していき、最低3時間は煮ます。

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④3時間煮たら食べ頃です。この先は練り物などの種はデカ・タッパーに取り分けて、いただく時に食べる分だけつゆに戻して温めるようにすると最後までおいしく食べられます。つゆが身体に染み込みますね~(^^)v

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