5月上旬、母校を訪れました。この時期は、文化部発表会(文化祭のような催し;以下「文発」)が実施されます。また、NHK放送コンテスト地区大会の1ヶ月前ということで、部員の皆の様子を見に来ました^^
前回(春休み)の指導時の状況と、これまでに感じた皆の変化、、、どのように現れるのでしょうか?


今回の文発、放送部は昨年に続き、体育館で朗読劇を上演しました。
放送部では昔、文化祭にて毎年放送劇を行う伝統があり、一度は途絶えていましたが、昨年 朗読劇を実施し、体育館のステージに復活しました。(昨年度の文発での朗読劇)
今回、昨年よりも持ち時間が増え、お客さんがより来場しやすい時間帯をもらえたようです。
第20回文化部発表会 放送部:朗読劇『どんぐりと山猫』 (宮沢賢治 作)
これも、昨年度までの先輩達が頑張って実績を作ってくれた結果でしょう。全国大会への出場、校内行事や式典への貢献などが積み重なって、文発のプログラムに反映されたのではないでしょうか。それだけ校内における放送部の存在が大きくなってきたということだろうと思います。



まだまだ技術&経験不足な点はあれど、堂々と落ち着いた様子で出来たしよくやり切った、頑張ったな…と思います。
「皆、なかなかやるじゃないか!」来場した他のOBと一緒に、嬉しさとともに部員達の成長、放送部の成長を喜びました。朗読劇、今後の東高文発の名物となっていって欲しいですね*^^*
この日集まったOB一同は、嬉しさと安堵を感じながら…
近くの喫茶店にて故郷のソウルフード「かつめし」を味わうのであった(笑)
実は、春休み時点では、部員の皆にとって、文発での朗読劇はあまり重要視されていないようでした。準備にもろくに取り掛かれていない上に、「でも、他にもやりたいことが…」なんて言ってたりもして…(;´Д`)
前回の指導で私と杉山君が皆に一番に伝えたのは、文発でのステージ作品実施の重要性でした。
・部員全員で、一つの作品を仕上げる「チーム作業」(コンテストは個人戦の為、貴重な機会)
・大舞台での経験(ステージ・裏方ともに)
・舞台パッケージ作品制作からの学び:時間感覚、脚本作り、演出効果 など
・校内外へのアピール(一般のお客さんも来場)
私が現役の頃は、熱血な空気が当たり前にあったし、当然のように「今年もやるぞ!オー!」みたいな勢いでしたが(笑)、時代も変わったのでしょうね。普段よりも何倍もの時間やエネルギーをかけて特別に取り組むことについては、「理由付け」が必要なのかも。上から押し付けるのではなく、あくまで判断して実行するのは部員達。納得してもらえるような話の仕方も、指導する側に求められる時代になっている…ともいえるでしょうか。その辺りは私にとっても大変勉強になりました。
さて、公演後の部員達は、、、皆サッパリした表情でした。「終わってホッとした。」「ヒヤっとした一瞬もあったけど、何とか最後までやり切れた。」「緊張したけど楽しかった!」 「またやりたい!」…口々に話す感想を、うんうん*^^* と目を細めながら聞いておりました。胸がじんわりあったかくなりました。これも、皆にとっての青春の1ページなんだなぁとしみじみ*´ω`*
〈4〉 へつづく 〈1〉 〈2〉