ごきげんよう。栗毛馬です。

 

昨日の続きです。長いです。



書店で立ち読みした不確かな記憶と、ありもので作った「全粒粉ビスケット」。

 

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クッキーの類は、しっかり冷まして、翌日の方が味がなじんでおいしいものです。

 

…が、待ちきれるわけがないでしょう!

 

冷めたころを見計らって、試食しました。



 

…。

うわぁ…!

 

ザクザクだ!この歯ざわり、たまんないなぁ。

わっとくるバターの香り。全粒粉の味わい。

何より、カソナードの風味!

 

これはすごい。

このビスケット、味付けはカソナードと塩だけ。

あとは粉。

 

なのに、この複雑な味わいは何だ?!

 

アーモンドプードル

ヘーゼルナッツパウダー

はちみつ

メープルシュガー

少しの黒糖

カラメル

オートミール

 

こんなものがそれぞれ少しずつ入ったような味がする…!

香ばしくて、コクがある。

それに、このザクザクした食感。とても細かく砕いたくるみでも入っているかのような。

なんてリッチな味だろう。

 

上記の材料はどれも高いし、計って加えるのは手間がかかります。

なのに、カソナードを入れるだけでこの味が作れるなんて。

たったの一種類、一度の計量で済んでしまう、このラクチンさ。

しかも、刻んだり炒ったり溶かしたり…の手間も不要。

入れて混ぜるだけ。なんなの。

 

カソナードは砂糖にしては高いですが、これを考えれば高くない。

ううん、むしろ逆。なんてコストパフォーマンスが高いんだろう!

 

 

 

こりゃすごい。すごいレシピだ。

 

崩しすぎてもはや完全に我流になっている気もしますが、さすがシヅカ洋菓子店のレシピです。

ベースのレシピが素晴らしいから、ちょっと崩れても…、雑に作ってもおいしいんだな。



 

でも、いずれは正しいレシピで作ってみたい。

また立ち読みに行って再確認してこようと決意しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう。栗毛馬です。

 

昨日の続きです。長いです。



 

「シヅカ洋菓子店のビスケットと焼き菓子」を店頭にて立ち読みし、「全粒粉ビスケット」のレシピを必死で暗記。

すぐさま作ろうとしたけれど、早くも記憶が薄らいであいまいに…。

 

まあ、いいか。

そもそも、家にある材料で作るので、すでにレシピからは逸脱してしまっている。

なんとなく本家をほうふつとさせるビスケットができればいいや、

という程度の気持ちで作り始めました。

 

 

 

 

【レシピと異なる点】

  • バター→発酵バター
  • 粗糖→カソナード
  • 厚さ→指定よりやや薄め(枚数を確保したかったのと、焼成時間の短縮を狙って…)
  • 寝かせ時間→2/3に短縮(早く焼きたかったので)

 

「粗糖」は家にないので「カソナード」で代用しました。

カソナードだって粗糖の一種だもの、大丈夫でしょ!と。

 

 

 

フランス原産のこの茶色い砂糖は、独特のコクと香りがあって、お菓子に素晴らしい風味を与えてくれます。

これを使って作る、ルスルスの「ちどり(シナモンクッキー)」も実においしかったっけ…。

 

 

 

冷蔵庫から発掘されたカソナードの賞味期限はなんと2017年。

 

 

ですが、砂糖は腐らないと聞きますし、特段異常は見て取れません。

カチカチに固まってはいるけれど、問題ないでしょ。

どうせ、食べるのは家の者だけです。

 

ただ、記憶がおぼろげで…。

砂糖の正確な分量が分かりません。〇グラムか、×グラムか、どっちだったっけ。

…ある程度甘くないと、うちの老婦人が文句言うからな。よし、多めにしておこう。

 

材料を順番に混ぜて行きます。

バター、砂糖、塩、粉類…。

卵が入らないから楽ね!

しかし…やっ、生地がまとまらないぞ。

ぽろぽろになった後、いくら混ぜても一つにならない。

 

もしかして、最後に水分を…例えば、牛乳とか入れるんだったっけ?

記憶にないけど…あったのかもなぁ。忘れているだけで。

このまま混ぜていても埒が明かない気もする。よし、入れてしまえ。

 

牛乳を、様子を見ながら少しずつ、最終的には小さじ2くらい入ったでしょうか。どうにかまとまりました。

 

次は、生地を延ばして寝かせます。

 

寝かせ時間は長め。きっと強力粉が入っているからだな…。

でも、待てないから指定の2/3を過ぎた程度で取り出し、型抜き。

 

四角い抜型はないので菊型を用いましたが、これは失敗でした。

全粒粉入りなので、繊維が端からぴろぴろっとはみ出て、乱れています。きれいじゃない。端正さが足りない。

 

あーあ、大人しく丸型を使えばよかった。

丸だったら、エッジの甘さはさほど気にならなかったはずです。

次回はそうしよう。

 

さ、焼成です。

照り用の卵を塗る必要がないのが、地味にとても楽。

 

そして、ああもう、焼いているときの香りの素晴らしさったら!

バターの香りが金色の帯になって、部屋中を流れているみたい。

 

色々なクッキーやお菓子を作ってきましたが、こんなにバターのいい香りがするものは、他にありません。

ああ、この黄金の時間よ。

 

実を言うとバターの多いクッキーは苦手にしているのですが、これは絶対においしいはず。期待が膨らみます。

 

できました!

 

 

気になる味は…長くなりすぎたので、次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう。栗毛馬です。

 

先日書いた、エルメス御用達の「シヅカ洋菓子店」のレシピ本についての続きです。

 

 

 

 

 

「シヅカ洋菓子店のビスケットと焼き菓子」、店頭にて立ち読みをしてきました!

 

 

お店のイメージをそのまま本にしたかのような、シンプルで清潔感のある表紙。

やあ、素敵だ…!

 

まずは目次。

うわあ、なんてたくさんのビスケット。

ハニービスケット、アーモンドビスケット、ダブルカカオビスケット、チョコレートサンドビスケット…。ほかにもたくさん。

あらあら、パウンドケーキやマドレーヌなどの焼き菓子も。

 

私の目当ては、最もシンプルな、定番中の定番とも言うべき「全粒粉ビスケット」。

下の画像の、上の方です。

 

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この「全粒粉ビスケット」、分厚いタイルみたいな、武骨な見た目ですが、味は最高!

 

最後に食べたのはずいぶん前なので記憶がおぼろげですが、ザクザクした食感、粉の風味、後口のよさ。とにかくおいしかった。

素朴なのに極めて洗練されていて、印象鮮烈でした…!

 

作るなら、これ。そうそう、これが知りたかったのよ。どれどれ。

 

ワクワクしながらページをめくりました。

 

…わ、強力粉を使うんだ!驚きです。

クッキー類に強力粉を使うのはかなり珍しい気がします。

どんなふうになるんだろう…これはぜひとも、作ってみたい。

 

材料も分量も工程も、とてもシンプル。

なんとか覚えられる、かな…。

よし、覚えて帰って、作ってみよう!

 

私は全精力を全力で全粒粉ビスケットに注ぎ、必死に暗記しました。

 

材料、分量、生地の厚さ、寝かせる時間、焼成温度、焼成時間。

 

そして大急ぎで帰宅し、作ろうとしましたが…。

 

いざ実行に移そうとすると、記憶がかなりあいまいです。

 

砂糖は何グラムだっけ。確か〇グラムだったと思うけど、×グラムのような気もしてきたぞ…。

 

情けない。昔はこれくらいのことは覚えられたはずですが記憶力がかなり劣化しているようです。歳だなぁ。

 

まあいい、とりあえずだいたい合っていればいい。作ってみることにしました。

 

続きます。

 

 

 

 

ごきげんよう。栗毛馬です。

 

先日購入した、ユナイテッドアローズのシャーリングカットソーを洗濯しました。

 

 

 

 

 

 

 

色が出るか確認したかったので、洗面器で手洗いしました。洗剤はアクロンです。

 

手洗いして思ったのは、

うわぁ…。この服、洗濯が楽!

 

シャーリングが施されているので、しわを気にする必要がありません。

 

綿の比率が高いので色が出るかも…と思いましたが、ほとんど出ませんでした。

水は、うっすらとほんのわずかに黒っぽくなった程度。

これならば、次からは他のものと一緒に洗えそうです。

 

軽めに脱水をして、ハンガー干しに。

 

 

 

乾くのも速い!

 

そして、もちろんアイロン要らず。

 

型崩れすることもなく、ラクチンキレイ。

素晴らしい。

 

着てみましたが、洗濯前と変わらない質感とシルエットでした。

 

 

優秀です。

 



白系も欲しい…けど、透けるからなあ…。






 

ごきげんよう。栗毛馬です。


春色のカレを巻いて、



たねやさんに「春三色」を買いに行きました。


 

心静かに心楽しく「春三色」を味わう。

これがないと、「春」が始まらないというくらい、絶対に欠くことができないイベントです。




 

写真が暗くてごめんなさい!

帰宅したのが夕方だったので、日中の光で撮影できなかったのです。



 

桃まんじゅうはふわふわで、まるでマシュマロのよう。

夢のような柔らかさと、桃香るあん、みずみずしいジュレ(もしかしたら果肉かも?)




 

黄身しぐれのホロホロ感とほっくりした卵の風味…和みます。

そこへ金柑の心地よい香りと苦み。大人の味。




 

鮮烈によもぎが香る草餅には、ぽってりした粒あん。

添付の黄な粉をたっぷりかけて。

この黄な粉が、また香ばしくておいしいのです。

 

半分に切ったところ。



 

「春三色」は3月3日までの期間限定。

日持ちは、購入の翌日までです。


翌日でも十分おいしいけれど、できれば買った当日に召し上がれ。

 

小さな子も、大きな子も、たくさん歳を重ねた子も。

おんなのこなら、みんな喜ぶこと請け合いです。

 

おいしい緑茶とともに春をお祝いしましょう。


↓春色のカレとバッグ











 

ごきげんよう。栗毛馬です。

 

書店で、素敵な本を見つけました。

『アンドーの今もずっと好きなもの。』

 

 

わ、安藤さんがフォトブックを出したんだ!

 

私は大喜びで手に取り、パラパラとめくり…。

パタンと閉じました。

 

これ、絶対におもしろいやつだ。うちの老婦人も大好物に違いない。

ここで読んだらもったいない。買って帰ろう!

 

すぐさまこう確信したのは、大昔に購入した安藤さんのファッション本をとても気に入って、バイブルと呼びたいくらいに読み込んでいたからです。





 

果たして、

「ただいま!安藤さんのおもしろそうな本が出ていたから買ってきたよ!」

老婦人に差し出すと。

 

「あら!あら!」

 

インスタグラムで安藤さんをフォローしている老婦人は大喜び。

 

いそいそと老眼鏡を取りに行き、すぐさま眺め始めました。



 

「これ、すごくいいわ!すごく楽しい!参考になる!」

早くも引き込まれ、本をガッチリつかんで離しません。

 

私も読みたいんだけどな…!

 

老婦人がトイレに行った隙に急いで流し読み。

 

ファッション関連のページにはエルメス製品も登場。


バーキンだ!ベルトだ!スカーフだ!

あっ、ここにも。


宝探ししているようで楽しい。

それに、実際に使っていらっしゃる、生きたコーディネートだから実に勉強になります。

 

また、ファッションだけでなく、お料理も載っているところがすごくいい。

しかも、おしゃれで簡単でおいしそうなものばかり…。

 

安藤さんの愛犬りんごちゃんもかわいい。

あの上目遣いったら!

 

それにしても、安藤さんの姿勢の美しさ、スタイルの良さには目を見張ります。

ピラティスってすごい。



 

ごきげんよう。栗毛馬です。

 

先日購入した、ユナイテッドアローズのシャーリングカットソー。



 

本日は一日着用した感想を書きます。

 

 

合わせたのは、当ブログでおなじみのバブルヘムスカート。

 

 

このカットソーはやや短め丈で作りがコンパクトなので、ロングスカートとの相性が抜群にいいです。

 

そこにエルメスのネックレス「パナッシュ」、ブレスレットは「ファランドール」。



襟あきはやや詰まり気味で、その詰まり加減が私は好きですが、着脱時はフェイスカバー(ハンカチ)が必須です。襟の伸縮性はあまりないので、おでこの化粧を持っていかれます。



 

腕がやや長めで、手首でちょっとくしゅっとするのがなんともいい。ニュアンスがあります。ブレスレットが隠れてしまうのは残念ですが…。



 

お腹をぐっと引っ込めて、反り腰にならないように気を付けて、ピッと姿勢を正せば…うん、いいんじゃない?

このバランス、好き。

 

また、このカットソーはとても着やすいです。

厚からず薄からぬ、ちょうどいい生地。

ストレッチが効いていてラクチン。

 

ただ、シャーリング生地のぼこぼこが、敏感肌を刺激する恐れは否定できません。

↓タグにもこのような表示が。



 

敏感肌の私は、荒れ気味の二の腕が心配だったので、念のため保湿をしっかりしてから着ました。

そのためか、着用中に刺激やかゆみなどは特に感じませんでしたが、肌が弱い方は注意が必要です。



 

心配していたアームホールの狭さは、今のところ杞憂で済んでいます。

もう少し広い方が楽ではあると思いますが、そうするとアームが太くなって、デザイン的に問題が出てくるのかもしれないなぁ…と拝察しています。

 

総合的に、とても気に入りました!

 

買ってよかったです。

これからの季節、とても活躍頻度が高くなるだろうと予想しています。


↓エルメス「マハラニの庭」。

くしゃくしゃカットソーと細かくて繊細な柄が、不思議と相性がいいようです。


 

 



ごきげんよう。栗毛馬です。

 

昨日の続きです。


※昨日から読まないと意味が分からない内容となっております。お差し支えないようでしたら、昨日の記事からお読みください。

 

 

数ヶ月前のある休日。冬にしてはとても暖かい、気持ちよく晴れた、穏やかな朝。

老婦人と私は並んで電車に乗っておりました。

今日は、某カフェに素敵なスイーツを食べに行くのです。

 

入店できるか、目当てのスイーツが無事注文できるか(売り切れだったらどうしよう)、大枚をはたく価値があるほどおいしいか…。

不安と期待がないまぜになって、うきうきと華やいだ気分。

 

私の指には、シェーヌダンクルリングTGM。

買ったばかりの、テントみたいな不思議な形のワンピースに合わせて、満を持しての登場です。

シェーヌダンクルTGMはパンチのあるリングだから、ちょっと風変わりなデザインの服にぴったり。

 

 

というか、この服にはこれじゃないとダメなのです。

こういう、つぼんだ袖口にはブレスレットが合わないようなので(シェーヌダンクルMMもファランドールもダメでした)。

でも、大ぶりなアクセサリーなしの装いは、バランス的にありえない服。

ああよかった、このリングがあって…!

 

老婦人も、とっておきの素敵なパンツで上機嫌。

「素材がとってもいいの!やっぱりいいわ、ウールのパンツは。ここのは本当に物がいい」


ピカピカの紐靴を裾から覗かせて、たいそうご満悦なのでした。

 

 

役者も衣装も舞台(電車内)も整った。

栗毛馬インチキ劇場『シェーヌダンクルTGM購入カミングアウト物語』の始まりです。

 

さあ、いつにするか…。

私は機会をうかがいつつ、のんびりと文庫本(お菓子にまつわるエッセイのアンソロジー)を読んでおりましたが、

 

 

あまりの面白さにこらえ切れず、声を出さずにクツクツ笑い、さらには体を震わせ(これは演技ではありません)、「今だ!」と思いました。


「これ!これ読んで!」

そして、老婦人に本を突き出しました。

シェーヌダンクルリングTGMのはまった手で。無邪気に。

 

 

 

 

車窓からの風景をぼんやり眺めていた老婦人、本に目を遣り手を伸ばし…、カッと目を見開きました!

「なにそれ!」

小さく鋭く一言。

 

さすが鵜の目鷹の目老婦人。

秒未満でシェーヌダンクルリングTGMを発見し、即、締め上げにかかったのでした。

 

ここでうろたえてはいけません。

 

「へ?何が?」

私は和やか気分を残したまま、心底驚いたような顔をして、

 

「あ、この指輪?久しぶりでしょ!暑くてずっと使えなかったけど(注・数ヶ月前の話です)、寒くなったからやっと使えるようになったんだ!」

自慢げに見せびらかしたのでした。

 

「いいでしょ、面白くて!このワンピースにピッタリ」


どうです、この堂に入った能天気ぶり!

 

とはいえ、この程度でどうにかなる老婦人ではありません。

 

「何言ってるのよ!初めて見たわよ!また買ったんだね」

小声ではありますがすごい剣幕です。

 

「は?」

老婦人の剣幕には微塵も動じることなく、しかしさらに驚いた顔をしてみせ、次いで顔を曇らせ、トーンを落とし…。

 

「ずいぶん前に買ったやつだよ。見せたじゃん。忘れちゃった?」

囁きました。

 

そして、口調をやや深刻そうにあらためて、

「『変なの』『ごつ過ぎ』『下品』って、けちょんけちょんだったじゃん。

でもスノーボールみたいでキレイでしょって言ったら『まあ、そうねぇ』って。

…本当に忘れちゃったの?全然覚えてない?」

さも本当にあったことらしく続けました。

 

老婦人、

「またそんなことを言って、人をだまそうと思っているね!だまされないよ…」

などと言いつつ、そんなことがあったような気もしてきたよう。口調に勢いがありません。

 

「いくらしたのよ!」

 

「忘れちゃったよ。ずいぶん前だから、そんなに高くなかったよ(嘘)。シルバーだしね。

それ(と、老婦人がぶら下げているネックレスを示して)と同じか、安いくらいだよ…着けてごらんよ。ほら」

 

「いいわよ、そんなの!」

拒む老婦人に強引に着けさせると、

「あら、意外と軽いのね!」

驚いておりました。

 

「カマキリの卵みたいで面白いでしょ?ハハハ」

と言ったら、

「ヒッ!」

小さく叫んで、返してくれました。

 

「そんなことより、これ読んでよ。面白いから」

本を押し付けると、大人しく読んで、クスクス笑いながら、

「穂村さん、この人本当に変な人ね」と。


 

このように、私のシェーヌダンクルリングTGMカミングアウト大作戦は成功に終わったのでした。

 

勝因は、次のとおりと分析します。

  • 上機嫌
  • 楽しいイベントへの往路
  • 他人の目がある環境
  • 矛先をかわす道具の準備(文庫本)


文庫本が異常に面白かったことと、それを利用できたのは幸運でした。

笑いながら激怒することは、難しいですから。


まあ、だいぶ経ってから

「ねえ、やっぱり私、あの指輪を買ったこと、記憶にないわよ!」

こんなふうに蒸し返される恐れは十二分にあるので油断はできませんが、数ヶ月経った現在でも一応無事です。

 

大手を振って使えるようになったシェーヌダンクルリングTGM。


実に楽しいです!




ごきげんよう。栗毛馬です。

昨日の続きです。



 

シェーヌダンクルリングTGMの存在をうちの老婦人こと母に明かすわけですが、

 

  • 波風立てず、
  • カミングアウトの瞬間もその先ずっとも面倒くさくなく、
  • 穏便に済ませられる

そのような方法はないだろうか。

 

私は考えました。





 

私は、老婦人の前では、

  • エルメスに大枚を貢いだことを反省し
  • エルメス断食を行い
  • エルメスと距離を置いていて
  • エルメス麻疹がだいぶ治まり
  • 今ではエルメスからほぼ足を洗った

 

…ことになっています。

そういう人を装っています。

 

エルメスに熱を上げ続けているとバレるのは困るのです。

 

だから、

  • 新たにまた買ったと思われるのは避けたい。
  • かなり前(つまり、度重なる値上げの前)に購入したものと思わせたい
  • 内緒にしていたとバレたくない(他にも『秘密のエルメス』があると勘ぐられるから)

 

理想は、

「以前買って、そのときに老婦人に指輪を見せたけど、老婦人はそのことをすっかり忘れている」

と信じ込ませること。

 

 

こういう、良からぬことのカミングアウトは、その場の雰囲気と相手の精神状態が極めて大切だと思います。

 

タイミングが大事…。

 

 

 

 

やがて、最適と思われる日が、訪れました。

 

秋の終わり、冬の始まりのある休日。

老婦人とともに素敵なスイーツを食べに行くことに。

素敵な天気、素敵なおべべ、素敵な目的地…。

これ以上、気分上々のときがあるでしょうか。

 

満を持して、決行することにしました。

 

続きます。

ごきげんよう。栗毛馬です。


数ヶ月前の出来事ですが、今さら記事にします。

 

以前、シェーヌダンクルリングTGMについて書きました。

 

 

 

 

 

 

このリング、かなり前…多分1年半ほど前に購入したものですが、うちの老婦人こと母には存在を内緒にしておりました。

 

理由は、面倒を避けるためです。

 

このリングの面白さやよさは、老婦人には間違いなく理解できません。

「変なの」

「下品」

「奇抜すぎる」

「悪趣味」

「エルメスなのにこんなの作ってるの?」

等、さんざけなされた挙句、

 

「またエルメスに浪費して!」

「エルメスならなんでもいいの?節操がないこと!」

「いい加減にしなさい!」

こっぴどく、かつネチネチと小言を言われるのは目に見えています。

 

そんなの不愉快だし、面倒くさいでしょう?

だからひた隠しにしておりました。

 

保管場所は他のアクセサリー類とは離して、老婦人が絶対に開けない、画材箱の中に。

 

そして、以下の掟を忠実に守り続けてきました。

 

  • 老婦人と一緒に外出するときは、使わない。
  • 一人で外出するときも、家から指輪を着けていくことはせず、バッグの中に忍ばせて、電車の中などでおもむろに装着する。
  • 帰宅する前に、忘れずにリングを外す…等。

 

ただ、こういう小細工もそれはそれで手間なのです。油断できないし。

それに、一緒に出掛けることも多いので、使用機会が激減するのも残念です。

 

よしっ。

私は決意しました。カミングアウトをしよう!

 

でも、どうやって?

 

顛末を記そうと思いますが、とても長くなりそうです。

 

次回に続きます。