ごきげんよう。栗毛馬です。
なんだかんだ言って続いております、ひとマス絵日記。
穴をあけた日は、一日たりともありません。私は。
言い出しっぺの、うちの老婦人こと母は開始9日目に早くも脱落。
空白マスを生じさせてしまいました。
ただし、完全落伍したわけではなく、気が向いたときに限って描くスタイルで、ゆるーく続けております。
私もいつまで続くかはわかりませんが…。
思いがけないプラスの効果を感じておりますので、できれば続けていきたいと思っています。
本日は、ひとマス絵日記を始めて感じたことや気づいたことを記します。
ひとマス絵日記を始めて感じたこと
- 楽しい
もう、この一語に尽きます。
描くのも、描いたものを眺めるのも楽しい。
自画自賛とはよく言ったものですね。
日々コツコツと描いたひとコマがズラリと並んだ様子を見るのは実に嬉しく、ちょっと誇らしい気持ちにすらなります。
コメントでいただいたとおり、「まるで絵本」。
しかも、自分の好きなモノだけが詰まった絵本です。
見ていて楽しくないわけがない!
それに、やっぱりアナログ絵っていいんだなぁ…。
デジタル絵は便利だし、いくらでもやり直しができるとか原画がたまらないとか機器さえあれば画材が要らないなど、いいところもたくさんあるけれど、やっぱり実際に紙に描くのはいい。
デジタル絵とアナログ絵、同じ「絵」ではあるけれどまったく違うものだと思います。
もちろん、やる気に満ち満ちて臨む日ばかりではありません。
描くものがないとか、あまり気分が乗らないという日だってあります。
でも、描き始めてしまえば楽しいし、完成すれば嬉しい。
縦3×横3.2センチの、小さなひとマス。
ちょいちょいと描けばすぐに埋まるので、
(とりあえず、始めるか…)
楽な気持ちでノートを開けるのです。
- 生活に張りができる
ブログ書き同様、常になんとなくネタ探しをしているような状態。生活に、確実に張り合いができます。
「ひたすらやり過ごしたいだけ」の平日は、描きたいものを見つけるのは大変ですが…。
前回書いたように、日付縛りをナシにしたので、大丈夫。
土日のできごとだっていい。最近読んだ本、夕食のメニューだって格好の材料になります。
ふと目に留まった、なんてことないものだっていいのです。いつも使っているマグカップとか。
なんだって、描けば画になる。
(へえっ、アンタはこんな形をしていたのね!)
なんて、新たな魅力が発見できたりもして…。
また、「絵日記」ですが、絵を描かない日があってもいいのです。
文字だけでもいい。ふと考えたり思いついたりしたことを記しておくのも乙なもの。
こう考えると、ネタは無限。
そういう雑多なネタを忘れないために、別途「ネタ帳」を用意しました。
無印のウイークリーノートです。
その日の出来事、着ていた服などを記しています。このネタ帳の方が、より「日記」に近いです。
- メンタルによい効果!
これはまったく思いがけないことだったのですが、メンタルヘルスにとてもいいです。
心が揺らぎにくくなり、安定を保ちやすくなった気がしています。
絵を描くことは、「いまここ」に集中すること。
瞑想に似た効果があるのでは…と感じています。
一日の終わりに、対象を見つめて、線を引く。色を塗る。心に静けさが訪れる。
思いどおりの出来栄えにならなくても、まあいっか、と許せる。
うまくいかない日もあるさ。描いただけ、エライ!と思える。
不思議ですよね。
(うわ、失敗した…。なんてヘタクソなんだろう)
(よかれと思ってしたことが…あああ、余計なことしなけりゃよかった)
こんな風に思っても、さほど引きずらない。ねちねちと自分を責め続けることもない。
なんでだろう。
きっと、描いたことだけで、すでに「成功!」だと認識しているからだと思います。
小さな成功体験とその積み重ねが、自信になり、精神の安定に寄与しているのかもしれません。自己肯定感が上がる作用があると感じています。
自己肯定感の向上…実は、うちの老婦人こと母に顕著に観られる現象です。
さぼりがちな老婦人ですが、たまに描けば、そのたびに、
「私にも絵が描けるなんて」
「できたわ!ほら見て、いい感じ。雰囲気が出ているでしょう」
「絵って、いいものね…。描けばなんでもそれなりに見えるものなのね」
感激と、新たな発見があるようです。
満足のいかない出来だったとしても、「描いた」行為そのものに価値を見出すことができてしまうのもひとマス絵日記の素晴らしいところ。
それに、絵って、描けば描くほど少しずつうまくなる。
描いた「経験」は、確実に蓄積して行って、必ず活きる。
失敗しても、それは「こう描くとうまくいかないことがわかった」という貴重な経験。
「次はここを工夫すればもっとよくなる」
改善点がわかりやすい。
面白いのは、「うまく描こう!」と意気込んで描くと、決まってうまく描けないこと。
邪念が働くからでしょうかね、線がぐにゃって歪んだりして、へたになる。
うまくかく、なんて気負いは放り投げて、対象物の魅力的なところや、いいなぁと思うところを表現しよう!という気持ちで臨むと、いい感じになることが多いようです。
- 達成感を味わえる
これは自分も含めてですが、「絵を描いて完成させる」経験って、意外と少ないと思うのです。えっ、そうでもない?
絵って、「完成」の線引きがなかなか難しくないですか。
私などは、美術の授業の課題などでも、「完成」までこぎつけることは稀だったような…。画面を色で埋めたらとりあえず終わり、時間がきたら終わり、にしていた気がする…。
…いや、そもそも、「何かを完成させる」こと自体が、日常生活では意外と稀なのかも。
仕事は「完了。」って感じ…いや、それすらないな。「はい次。」以上。
趣味でも、「完成!」させられるものって限られている(ピアノ…どんな曲でも、永遠に「完成」の境地に到達できない)。
「できたー!」と思えるものって、せいぜい、料理くらいじゃないかしらん…(すぐ食べちゃう)。
一日ひとマスを仕上げる達成感。結構病みつきになります。
他に、ひとマス絵日記のいいところ。
- お金が掛からない(用意するのはノートと筆記具のみ)
- 場所、環境を問わず楽しめる
- 「作品」が堆積しない
あらゆる点でハードルが低いのが魅力!
作品がかさばらないのは、本当にありがたいです。
例えばハガキ絵だって、一日一枚となったら結構な分量になりますから。
ノート一冊で済んで、しかも一覧性に優れていることは、ひとマス絵日記の相当な美点だと思うのです。
好きな時にパッと手に取って開いて、ニヤニヤできるから。

























































