日本を離れて子育てをする親にとって面倒でも向き合わねばならないのが予防接種。
 
きっと海外子育てをするママなら誰でもぶち当たったことのある問題。
 
①海外で出産した場合(のちに日本へ帰る)
②日本国内で出産し、とある月齢やある程度大きくなってから引っ越した場合
③海外で出産し、その後も国外へ永住
④それ以外
 
などなど。
 
ただでさえ、予防接種for what?と言う知らない領域の話なのに国をまたいだら予防接種の名称も変わるし打つ時期や必要な予防接種も違うなんて!

私たちは、①パターンでベイビーを国外で出産し、2歳になる頃に日本へ帰国パターン。

 

もう、日本の母子手帳と睨めっこです。

途中で日本の友達ママに予防接種アプリを教えてもらいおさらいもしつつ確認しました。

 

その名も予防接種というアプリ。

分かりやすくいいネーミンググッ

アプリや母子手帳を確認しながら。
 

まずは英語→日本語(現地語→英語→日本語)に変換し、各予防接種を確認。

ダイレクトに日本語変換だと誤訳のこともあるので、二段階翻訳をすることもよくあります。

さらには日本とは種類が違うものがあるのでそれも確認。

 

例えば、日本では三種混合や四種混合と呼ばれるものも、フィンランドでは五種混合。

+αされた物を突き止め、メモ。

 そんな繰り返しですが、、、結論‼︎

 

フィンランドで出産し、産院やネウボラで相談もせずに普通に予防接種を受けていると日本で受けるべく物でも受けられないものは恐らく以下の3つ。

※たぶんですよ!でもかなり入念に調べたつもりです。

 

①BCG

②B型肝炎

③日本脳炎

 

①BCGに関してはフィンランドでも受けられますウインク

ごめんなさい!② ③はまだ勉強不足です!

 

日本で出産し、日本でのBCG推奨期間の生後5カ月〜8カ月に日本にいる場合は日本で受けてくるのがいいと思いますが、そうでない場合も考えられます。

 

里帰り出産をし、生後5カ月未満で夫の居住地域へ引っ越すなど。理由は様々

 

BCGの受け方は色々ですがフィンランドの場合、2018年以前であれば産む産院に事前に伝えていれば生後2日で病院で接種してくれていました。

生後すぐにビタミンの注射もしてくれました。確か。ビタミンkだったかな?

 

私は全く申請や相談をしていなかったので受けさせることができませんでしたが、同じ誕生日のフィンランド生まれベイビーは事前に妊婦検診で相談したら産後に打つように手配してくれていたようですウインク

 

 2019年以降はルールが変わったのか、生後2週間以降に接種することが可能ですが、どちらにせよ分娩時(分娩前)に事前に相談しておくor Birth planシートに記入しておくと何かしら対応してくれると思います。

 

私は分娩時に全く予防接種のことが頭になかったのでBCGの接種のタイミングを見事に見過ごしてしまいましたえーんもやもや

 

色々と調べた結果、1歳を過ぎてからでもヘルシンキで受けることは可能です。1歳を過ぎるとツベルクリン注射をしてから、結果を見てbcgの接種になります。

 

居住区域によって異なりますが(詳しくはこちら)、7歳までは無料で受けられると思います。BCGは結核予防の注射ですが、ヨーロッパ圏では一般的ではなく、東南アジア圏では一般的な予防接種のようです。

フィンランドに住むベトナム人の友人も念のため子供に接種させていました。

 

厚生労働省検疫所のHPを見ると「あれ?日本必要なくない?」とも思ってしまいますが、、、(こちら

 

私たちはヘルシンキのWoman’s hospital(Naistenklinikka)/ナイステンクリニッカで出産したので、ナイステンクリニッカに問い合わせました。

 

居住区域の病院に問い合わせるか、ネウボラの定期検診で相談するのがいいと思います。

わたしはネウボラの定期検診で2回ほどBCGの話をしたことがあるのですが、BCGに関して詳しくない(一般的じゃないから知らない)保健師さんだと、「フィンランドでは日本に渡航する際にBCGを受けろ」とは出てないわ。

と、アフリカサファリに行く前の予防接種的なニュアンスで捉えられた。

こんな感じで、言われて終わってしまったことがあるので予防接種を受けたい意志を強めに言うことも大事かもしれません。

 

↓これはフィンランドでの定期検診のスケジュールです。

ごめんなさい、わたくし全くフィンランド語を勉強しておりませんが。

vrk=day

vko=week

kk=month

thが担当保健師でlääjäriが医師同伴です。

生後7日以内 訪問検診

2-3week 

4-6week

2months

.

.

と続きます。

この定期検診と共に、ブログ1枚目の予防接種も並行して行われるので、産前産後通い続けているネウボラに定期検診に行けば予防接種も同時に受けられるといったイメージです。

 

 ちなみに、身長の伸びが著しく遅いor早い。体重の伸びが著しく大きいor少ない。頭囲の伸びが遅いor早いなど、何か成長スピードに気になることがあれば保健師さんの判断で、定期検診が増えることもあります。

 

ベイビーの場合は小さめの日本人夫婦の間に生まれた子のため、身長の伸びが緩やかでした(成長曲線の下枠ギリギリ這いつくばり型)。

そのため生後6カ月を過ぎた後は通常なら2カ月おきに行われる定期検診も毎月来るよう言われましたランニング

 

私たちは何も思いませんでしたが、背の高い子のママは「毎月来いっていわれても、じゃあご飯をあげるなってことなの??」と言っていたり、頭のちょっと大きい子のママは「この子の個性じゃない。普通よりちょっと大きいだけで普通よね?」と言っていたり捉え方は色々でしたが、ネウボラ的には念には念をと言う面もありますし、まぁ毎月成長を知れるのは悪くないなと私たちは捉えてましたニコ

 

あ、話を戻しますが、18カ月検診までネウボラで完了させた上で、「打ち足りていない予防接種はないか?」→本来は4回打って完了予定のものが、現段階では3回しか打てていない等 を確認しましたが、一応無いそうなので、とりあえず一安心です。

 

余談ですが、フィンランドの予防接種は非常に簡単で、ベイビーの熱も測ったりはしません問診票にも記入しません。kela.カードと呼ばれる住基カード的なものに全て情報が入っているので、それを渡して母子手帳的なものを渡して終わり。

 

出産前からお世話になっている保健師さんにあって、対話してそのままブスッ!💉通い慣れた場所ではありますがベイビーは泣きます。泣きながらも最後は律儀に「Bye bye」と手を振ってお別れ。

 

あー楽ちん。この方法いいと思う。

マイナンバーもこう言う使われ方すればいいのになぁ〜と思うのは私だけじゃないはず。

 

続きは後編にまとめましたので合わせてご覧ください

 

余談ですが・・・

BCGの所謂ハンコ注射(9つの点々が2個も腕に一生残る代物)は日本だけです。

外国人ママにハンコ注射を見せたら驚愕していましたが、ヘルシンキでBCGを受ければ注射痕は1つだけです。(残るとは思いますが、1つだけです)