2019年9月の手帳を見返すと日々の様子が書いてある。

何限目まで過ごしたか、体調不良の様子。

 



今読み返しても目まぐるしすぎて頭がついていかない。

その当時を思い出すと胸が痛い。

あの時の私たち親子に、なんて声を掛けてあげたら良いのか今の私ですら分からない。

だめだ、泣けてくる。

 



何が何でも登校するべき

登校して当たり前

それ以外の道はない、ありえない。

 



そう考えながら息子に接していたことが

申し訳なく。

私必死だったよね。

しんどかった、つらかった、きつかったよね。

色んな気持ちがよみがえって涙止まらず。。。

フ--------

落ち着こう。。。

 



 

 

息子は即不登校になったという訳ではなく。

というか、今や「不登校」と表現する言葉にすら違和感を抱いているのだけれど。

人間って変わるもんだ。

 



登校を促すと、教室まで来てほしいとお願いする息子。

これまでの性格上、教室までいったら恥ずかしくないのかな?とも思ったけど

本人はそれどころでは無く。

 



「教室が怖い。」

  



そう言って廊下でフリーズ。

入れてもすぐに飛び出してくる。

私も一緒に校長室で過ごしてみたり、廊下にたたずんだり。

 



正直、こんなの毎日やってられない。

いい加減にしてくれ。

めっちゃストレスと思っていた。

無理にでも登校すれば今までの楽しかったことを思い出して平気になるはず。

 




保健室の先生が

「私たちに任せてください。保健室で預かるので、お母さん帰ってもらって良いですよ。」

その言葉を真に受けた。

正直都合が良いと思った。

息子も楽しかったことを思い出せるかも。

私のストレスも減らせるし。

 




なんで、それが息子にとってしんどくて辛い事なのかを気付いてあげられなかったんだろう。

 



 

「過去を振り返るとき、その選択は最善であったと思って振り返ること。」

これは最近カウンセラーの先生に言われた言葉。

それを分かっていても、この時のことを思い出すと胸が締め付けられる。

 



 

保健室初日、私と離れて過ごせるだけ過ごし早退した息子。

 



でもその次の日から2日間、朝私と離れるときに暴れた。

担任と保健室の先生が息子を抱きかかえ、保健室へ入れようとする。

私はそそくさとその場を立ち去る。

 




今まで見たことのない姿に驚きながらも置いて出てきてしまった。

「一緒に帰りたい!!」と暴れながら叫ぶ息子を置いて。

 



その足でスーパーに買い物に行ったけれど、心臓がバクバクして気が気じゃ無かった。

 




家にいると保健室の先生から電話があり

「しばらくしたら落ち着きました。暴れたときに少しこちらも手荒にしてしまってすみません。」

 



 

息子よ頑張って!!

楽しく過ごしていた1学期を思い出して!!

大丈夫、これで大丈夫!!

元の生活に戻れるよ!!

そう思うようにしていた。

 



 

でも、それは間違っていました。

 



 

暴れた次の日、9月19日の朝、ランドセルを背負って玄関で靴を履いた息子。

靴を履いたまま扉の前でまったく動けなくなりました。

動けなくなって泣き始めました。

 



その姿を見て、間違えたことをしてしまった。

とんでもないことをしてしまったと気付きました。

 



登校する、しない、の以前に生きる気力を失っている息子の姿を見て、玄関で二人で泣きました。

もう何をどうすれば良いのか、何も分からなくなっていました。

 





☆☆☆☆☆