今回は、大阪城(童友社) です。
豊臣の大坂城は今ある天守閣の場所ではありませんでした。
徳川家康が天下を取った後、豊臣の大坂城を完全に壊して埋め立てて
痕跡を無くした後、徳川の力を大阪の地にも見せつけるために
今、ある場所に徳川大坂城を築城しましたが雷で直ぐに焼失。
戦後、大阪のみなさんのご寄付によって築城されたのが今ある昭和大阪城です。
黒塗りの最上階は屏風絵を参考に豊臣大坂城を模したものとし
それ以外は白塗りの徳川大坂城を模して築城されました。
正にこれは今で言うところのハイブリッドです。
昭和大阪城=豊臣大坂城+徳川大坂城
銅葺きの屋根瓦は上の階からはみ出た箇所は銅の腐食が進み緑色に変色。
各階の窓にある格子は形状に応じてエッチングネットや極細のプラ角棒を
格子の本数に拘って追加しました。
また、階段を上がった付近の天守台は全く石のモールドが無かったので
現地に行って調査し石の形状や配置パターンを正確に再現しました。
更に石落としの形状や天守台脇にある松の木もデティールアップしています。
by Merce Modeling Laboratory