たった今(6月5日日曜日午後9時半)テレビをつけて、NHKの特集を見ながらこれを書いています。
津波から1,3,2号機の水素爆発までの経緯(東電、政府とのやり取り)をやっています。
ちゃんと最初から見ていなかったのですが、
政府の指示としてベント決行が決定されたにも関わらず、なかなかベントが実行されない事にじれて、菅さんが情報収集のため官邸からヘリで現場に向かうことにしたんだとか。
そのヘリの中で、菅さんは原子力委員会委員長の斑目さんに「水素爆発は無いのか」というのを何度も確認しており、それに対して斑目さんは「それは絶対にない」と幾度も答えていたんだそうです。
そして、問題はこのあとの斑目さんのコメント:
「あの時点で水素爆発は起きないと思っていた。というか、その事に頭が働いていなかった。それは私の実力の無さかもしれないが、しかし、あの時点で水素爆発を予測できた人は誰もいなかったと思いますよ」
ほ~ら、こんなもんなんですって、あの人達って。
もう、ほんっと、人事(ひとごと)。
「僕のせいじゃないもんね」ぐらいの感じ(の口調でした)。
さらに
「3月11日以降の事がなくなるんだったら、私はなんでもする。3月11日以降の事を無しにしてもらいたい」
だって。
全国放送のテレビでこんなこと言っちゃってます、この人。
アホか。
こういう事があって、菅さんが科学者(化学者?)の言う事を信じなくなって、保安院や東電との連携が上手くいかなくなったっていうことらしい。
だからって、「しようがないよね」って話じゃないからね。もっと蜜にしようって進むべきなんじゃないの?
挙句の果てに、東電の清水社長は「現場から撤退したい」と政府に何度も申し入れたそうです。
「当事者としての責任を自分たちでは負いきれないから」という理由で。
オイ、オイ。
それで、血圧上がって入院、なんてみっともない事をしちゃったわけですね、彼は。
あのぉ、小学生じゃないんだからさぁ。ちゃんとしようよ、ちゃんと。
みんな、必死で生きてるんですから。
そこで菅さんは東電へ乗り込み、「ふざけるな」発言になっていったんだそうです。
「撤退は許されない。60歳以上の人間は現場での作業に行くぐらいの覚悟を持ってやれ」と言ったらしい。
絶望的な状況の中、私達は生きていかなくちゃいけない。
避難地区指定になっていない福島北部は実は相馬や双葉町の100倍位の放射線物質が飛んでるらしいですね。
広大な地域から人が居なくなるかもしれない(ならざるを得ない)。
今、私達一人一人は何をしたらいいんだろう?
誰か、明確な答えを示してくれないかな。