山陽本線「西条駅」で下車すると、何処からとも無く仄かに酒の甘い香りがしてきた・・

 此処は銘醸地で知られる、東広島市西条~駅周辺には8銘柄の醸造場が在る。西国街道沿いに立ち並ぶ「酒蔵」は、漆喰の白壁となまこ壁、そして煉瓦造りの煙突が時代を感じさせる、とても趣の在る町だ・・

B0 曇り空なのに、漆喰の白がとても眩しく目に映る・・

 街道を沿いをゆっくりした足取りで「酒蔵」巡りを楽しむ。 今は酒造りの季節なのだろう(11月~3月)、酒蔵で働く人が目に付く。

B1 歴史を感じる赤い煉瓦の煙突

 街道から北に一つ脇道に入ると、「酒蔵通り」と呼ばれる小路が在り、其処が又絶好の散歩コースだ。

当たり前だが、殆どの酒蔵の軒先には、お決まりの「杉玉(すぎたま)」が吊られている・・

B5 緑の杉玉~此処は新酒が出来たのだろう・・

 「杉玉」とは、スギの葉(穂先)を集めて球状にした物で、酒林(さかばやし)とも呼ばれる。造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる合図でもある。それに、杉の葉は酒の腐敗を防ぐと云われ、お守りの様な役目もあると云う。 因みに、酒蔵によって新酒の出来る時期はマチマチで、大体2月~3月にかけて新酒が出来上がるそうだ。

 吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を知らせるのだ。

 今日では、酒屋の看板のように受け取られている様だが、元々は酒の神様に奉納するものであったとされる。

B3 茶色く変色した杉玉が吊るされている・・

 日本人は遠い古の時代から、何物にも「神」は宿っていると信じていて、「感謝を捧げる」という精神を忘れてはいないのだ・・

B4 加茂鶴酒造の酒蔵群・・

 それにしても「町」が綺麗だ。地元住民の方達がこの「町」を心から愛して止まない事が伝わってくる。

さて、「日本酒」かぁ~実は私、日本酒は飲めない質なのだが、此処「酒蔵の在る小さな町」“西条”を訪ねたきっかけで、今夜辺り日本酒に挑戦してみようかな?何て、少しトチ狂った思いが頭を過ぎった西風だった~(*`▽´*) ウヒョヒョ~