九州の山中に
かつて存在した落人の村
寒川さぶかわ
私はその村人の末裔です。
平成元年に廃村となり
ずいぶんと時が経ちましたが、
幼い頃に見たさまざまな光景と
古より伝わりし習わしなどへ
思い馳せれば、、
決して望郷の念が
絶えることはありません
最期の村には
たった七軒のみ、、
年老いた方々ばかりがお住まいでした。
水源(湧水)の管理や、
村の安全維持も難しくなり
平成元年に山を下り集団移転。
こうして
四百年間つづいた寒川の歴史に、
幕は静かに下ろされたのでした。
さて
過日ふるさと西都市にて、
国民文化祭プログラムの一つ
寒川神楽
の帰還 が
催されました。
寒川神楽をお観せいただくのは、
私自身なんと
約40年
ぶり!!
ワクワクが止まりません❤️
素朴さのなか
実に厳粛な雰囲気。
四方に渡って結界が張られ、
その内側で神楽が舞われます。
神楽独特の太鼓のリズムや鳴り物
そして笛の音に、
私の頭は瞑想状態❇️
不思議な感覚です。
寒川神社に祀られる神様
天神様(菅原道真公)の舞。
時に力強く
時に幽玄な神楽の舞。
そして山の神様のご登場です。
山の神は女性です。
手厚くお祀りせねば
嫉妬されたりもなさるそうです(苦笑)
私は幼いころ、
山の神様が少し苦手でした。
怖かった、、、💦
俗に女性を
山の神とも云います。
、、、涙が出ました。
魂深くが癒されたのかな
現在
寒川に縁のある若い世代で、
“寒川神楽”を舞える方は
もうおられません。
伝承が上手くいかなかったのです。
残念です。
寒川神楽の復元には
たくさんの方々の
ご尽力ご助力が
お有りのご様子でした。
西米良村の小川神楽保存会のみなさんや、
東米良の尾八重神楽のみなさん。
西都市銀鏡(しろみ)神楽のみなさんや
下三財藤田の
神楽保存会のみなさん、、、
みなさんのお蔭で
大変素晴らしい御神楽を
拝めました
誠にありがとうございました
私も皆様のように
氣の好い歌声を奏上できるよう
精進重ねます
皆様ひきつづき
応援よろしく
お願いいたします