青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」の6名は、
はじめて、青木繁の故郷・久留米市を訪れました。

ツアー2日目は、午前の「久留米ほとめき歩き」に続いて、
午後には、石橋美術館の青木繁「没後100年」回顧展へ。

青木繁が滞在した小谷家の当主夫婦が、107年のときを超えてご対面。
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森山秀子学芸課長と植野健造学芸員、お世話になりました。

ギャラリートークと、イヤホンガイドで、展覧会を堪能。
愛知県のF氏が所蔵している青木繁の肉筆下絵も、60点のうち20数点が出展されていました。

『海の幸』をはじめ、明治37年夏に布良で描かれた数点に囲まれ、息を呑む。。。
『海』3点、『海景(布良の海)』、『布良藻屑拾』『海景』、
親友・梅野満雄宛ての房州絵入り書簡4枚のほか、“洲崎・伊戸”と記された館山の絵地図。

そして翌年、懐妊した福田たねを伴って房州へ再来訪した際、
逗留した伊戸の円光寺で、焼き釘で描いたといわれる4枚の板戸も出展されていました。
本邦初公開でしょうか。感激のご対面!

1枚1枚をよ~く見ると、平砂浦の伊戸あたりから大海原を描き、
右端の富士山、中2枚に黒潮の荒波、左は布良の集落か?…と思いきや、
屋根と思っていたものを、じっくり見ると、正三角形の利島(としま)に見えます。
だとすれば、その右隣りが伊豆大島、左側が新島か?
う~~ん。新発見!!
美術館の静寂を破って、一同大興奮。お騒がせして申し訳ありませんでした。
布良・相浜の皆さん、夏のブリヂストンで確認してくださいね。
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…と、感動冷めやらぬまま、時間が足りず、
別館や坂本繁二郎アトリエを見学できず残念でしたが、
再度、青木繁旧居へ急ぎます。

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青木繁が生まれ育った荘島のこの地に、復元された旧居は、
ほとんど新材を用いており、当時のままは床柱や広縁など一部のみ。
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青木繁旧居では、久留米連合文化会の華道部による華道展が開かれていました。
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ここでは、すべて複製画のため、絵画作品も撮影できるのが嬉しいです。
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青木繁旧居保存会の皆様との交流。それぞれの保存運動の経緯を語り合い、友情を深めました。
(左)布良の小谷福哲さんと久留米の荒木康博さん。(右)中央が旧居保存会の岩本一会長。
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(左)旧居の運営をになっているご近所の主婦の皆さん。
(右)小学生による『海の幸』模写大会の作品。館山でもぜひ開催したいですね。

温かいおもてなし(ほとめき)をありがとうございました。
今度はぜひ、『海の幸』誕生の館山市布良でお会いしましょう。
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