祝の宴席が家でおこなわれなくなりました。

こんにちでは忘れられようとしています、ほめことば。

富崎の漁村のごっつおを集めるにあたり、ご高齢のかたに、お願いしてぜひ残し伝えたいと

思い、録音したり、書かせていただきまました。


その一つをご披露いたします。正月のほめことば


一人が口上からはじまり・ ほめ言葉へ・ そして閉めのうたは、座のみんなで声をそろえ歌い拍手閉める・


布良編・・(口上)・・・・とうざいとうざいと ほめる作法はしらねども

      ( ほめ言葉)

      正月元旦 朝早く 鶴の鳴き声 車井戸  

      亀(かめ)に吸い込む若水を あがりしお方は

      末代長者で暮らすべしと一寸 ほめ申す


相浜編・・・(口上)・・・とうざい(はぁーい)とうざいとだしてもほめる作法は知らねど

             (はぁーい)

             ただいまの 歌のすけ様に ちんちくとばかりほめもうそう(はぁーい)

      ( ほめ言葉)

       正月二日の初夢に 白きねずみが三つ生まれ また三つうまれて睦まじく

       こちらの戸棚にちょこちょこと 宝を運びこむと ほめ申そう


布良も相の浜も ほめ言葉の閉めは

       こりゃまた一座 こちら繁盛これからだ 

       ああ 祝いましょ  ああ もう一つとせ ああ おしゃしゃんのしゃん

 

       拍手一つで閉める。 おめでとうございます。