blog 布良・相浜の漁村日記
昨夜は震度4ないし3度が、首都圏をゆすった。そして、台風9号が紀伊半島接近という今日の情報を聞きながら、

近くの安房神社の祭礼に私も久しぶりに出かける。なにしろ58年ぶりの布良のみこしを

見たくて。

安房神社の祭神は天太玉命、明治四年(1871)官幣大社に列せられ、神紋は皇室と同じ、

十六葉複弁の菊花紋。


みこしが入る午後零時30分頃より小ぶりの雨がだんだんと大粒になる。せみの鳴き声は

雨で消される。

最初に布良崎神社のみこしが安房神社の高張の案内で入ってきた。

男衆のワッセ!ワッセ!の掛け声が境内いっぱいに響き、見ている人も思わず

歓声をあげ拍手。

雨は容赦なくふる。見ている人も、びしょびしょ。それでも、なぜか気持ちがたかぶる。

境内に入ると、みこしがもまない?なぜ?格式をおもんじてねと、ある人が言うと そうだね、この神社はなぜか

静かで心が洗われるねとか、自分の考えをしゃべっているのを横で聞く。

日吉神社、八坂神社、洲宮神社、犬石神社と神輿がお仮屋に納まった。


かって例祭の中心をなす浜降(磯出)神事があった。

私たちはお浜出」といった。午後5時ごろ出御し、相浜の船付き場のお仮屋に渡御し祭典を行った。

太陽が沈んでいくゆうがた、ござに座り私はみていた。白装束に赤い高い鼻、高下駄、

なぎなたをふる天狗の舞の姿をクラッカー


今もしっかりと心に残っている。あの時、子供だった私にはこわかった。

今思う。

あの天狗舞いは残っているのだろうか。?