送った私(山口栄彦)の原稿が、朝日に採用され、
この記事になりました。(8月9日) うれしいことです」と 、
作家である山口栄彦さんが、
我が家へコピーを届けてくださいました。
ありがとうございました。
あした、見にいかなくちゃね。
安房神社例祭に58年ぶりに参加
館山市布良のみこしが58年ぶりに安房の国一宮の安房神社(岡島千明宮司、館山市大神宮)の10日の例祭に参加する。晴れの舞台に備えてみこしを大改修。担ぎ手不足を補うために元気な中高年齢層も協力を
申し出るなど、地区ぐるみで盛り上がっている。(福島五夫)
かって安房神社の例祭は、近郷の9社(洲宮、下立松原、布良崎、日吉、相浜、犬石、八坂、熊野、白浜神社)の
みこしが入祭し大いに盛り上がった。
戦後の布良は漁業が盛んで、縁故疎開や軍隊から復員した若者たちで最盛期の人口は約1600人と
現在の3倍以上だったという。みこしは本体が680キロ、支える丸太は6本400キロ、合わせて1トンを超え、まず大きさで他他地区のみこしを圧した。
祭りは担ぎ手の血気盛んな若い漁師たちが暴走しがちで、けんかみこしの異名も。
布良(布良崎神社)のみこしが安房神社の例祭に参加できなくなったのは、祭りの日、布良と神余の若者が
境内で口論がきっかけと言われる。酔ったもの同士の個人的な争いが地区のめんつをかけた対立に発展した。
館山市神余の農業青木貫一さん(75)は「けんかだ!」と叫ぶ声でかけつけると、境内の池に
突き落とされたらしい若者2人がずぶぬれの姿で引き揚げられるところだったという。
例祭が終わり、安房神社を各みこしが退出する際も、
布良と佐野(熊野神社)のみこしの互いの担ぎ棒が接触してひともんちゃくがあった。
同市布良、豊崎榮吉さん(81)はその時の担ぎ手の1人。
「布良のみこしは勢い余って稲田に突っ込むなど、以前から評判が悪かったことも出入り禁止につながった。布良側もちょうど漁の忙しい時期と重なっていたので、以来、例祭に参加しなくなった」という。
少子高齢化の影響で担ぎ手不足となり、近年の安房神社の例祭は、同神社のみこしと子供みこしの他は、
せいぜい1,2地区のみこしが参加する程度だった。
今回、再び布良のみこしが参加するきっかけを作ったのは同地区青壮年会世話人で
自営業の島田吉廣さん(59)。
地元の布良崎神社の鎮座100年を期に、安房神社総代の家城勇さんに参加を申し入れて快諾された。
ところが、肝心な布良のみこしは漆が剥げ落ち、金具もさびついてがたがた。そこで、カンパを呼びかけたところ
約400万円集まり、改修された。
担ぎ手には同地区の元気な中高年組みが名乗り上げ、他他地区からの助っ人を加え80人以上となった。
「見に来て下さるみなさんの期待に応えて元気いっぱいで担ぎます。けんかはご法度ですが」と島田さん。
