房日新聞
2009.6.16
館山市藤原の県南房パラダイスで、
国蝶のオオムラサキが羽化し始めた。
7月までに45匹が羽化する予定で、
専用施設で観察できる。
オオムラサキはダテハチョウ科で、
羽を広げると約7センチと大形。
雄の羽が美しく、青紫色に白やオレンヂ色の斑紋が入る。
同園では、幼虫の餌となる榎の木が植えられた
専用施設で9年前から飼育を続けている。
今年は、例年より1週間ほど早い5月31日に
最初のチョウが羽化。寿命は2週間ほどだが、
次々に羽化するので、7月初めまでは観察ができる。
施設の中には、チョウの餌としてバナナがつるされている。
本来の餌は、椎の木の樹液などだが、代用した。
15日までに41匹が羽化しており、バナナの汁を吸う姿も見られた。