…房日新聞
2009.6.6.付…
2009年6月14日、
館山市布良の布良崎神社(藤森益樹宮司)で、
神輿の改修完了を祝う奉告祭が行なわれる。
当日は境内で神輿の披露も予定されているが、
人口減と高齢化に悩む同地区では、
担ぎ手の若者が確保できるかどうか、心もとないのが実情。
布良壮年会(島田吉廣代表)では
「地区外の祭り好きの方々に集まってもらい、
一緒に神輿を担いでくれればありがたい」
と飛び入りの参加を歓迎している。
神輿は老朽化に伴い、氏子らが改修・修理を決定。
昨年から地元住民らに寄付を呼びかけ、
約220人から400万円ほどが寄せられた。
宝くじの助成金約250万円の交付も受け、
漆の塗り直しや金物部分の再メッキ、
保存性を高めるための彫刻部分のフッ素加工などの
作業が行われた。
神輿は本体だけで重さ約700キロと、
館山市内で最も重いのが地元の自慢だ。
同会の黒川雄二さんは、
「地区の若者は30人前後。
最近葬式があった家は参加できないので、
人手は足りなくなる一方です」
と窮状を訴えている。
当日は午後1時に富崎公民館で
修復を終えた神輿の引き渡しを受け、
午後2時半から奉告際を行なう予定。
問合せは島田代表(0470-28-2768)へ。