玄関先の照明をどうしようか、何となくモヤモヤしたままギリギリまで来てしまっていた。
基本的な選択肢としては、昨今多いというシンプルなダウンライト照明(こんなやつ↓)か、
きちんとブラケットライトを設置する(↓)か、
二つに一つなわけだが…。
11月下旬ごろ、住友林業のインテリアコーディネーターの方(←家具も照明もカーテンも兼ねる)に相談した際には、
「最近は、玄関はダウンライトのみのお宅が増えてきていますね。」
というお話だった。
理由は、
①ダウンライトの方が価格が安い。
②玄関周りがスッキリする。
③掃除をしなくて良い。
④暴風雨など災害時の故障の心配が少ない。
というのが主だったところらしい。
それでも、夜に出先から帰ってきた時に、
遠目からでも分かる、何かしらランドマークになるような照明があったら素敵だな、と思っていたので、
当初は、カラフルで楽しげなコレ(↓)を取り付けたいと思っていた。
ところが、
最終的に家の外観が割と和風寄りに仕上がりそうになってきた段階で、担当者から
「ちょっと待ったぁ!」
の声がかかった。
あくまで施主さんの意向を尊重するので駄目とは言わないが、
今の外観からすると、ちょっとこのカラフルな南仏はたまたトルコみたいなランプはやめた方がいいのでは、とのご指摘。
うーん、薄々そうは思っていたんだよね(笑)。
まぁ実はそのチグハグな感じも、
和洋折衷な昭和レトロの住宅感
が出て悪くないかなー、とも思っていたのだが、せっかく新築で和モダンな家を建てるのだから、客観的に見た際の統一感や雰囲気も大事にした方がいいかもしれない。
と、いうことで、急遽、
カラフル外灯は一転、玄関はやめて、
屋内の階段照明として設置することに相成った。
その時は、
他に特に気になっていた外灯も無かったので、
「じゃあ玄関はシンプルにダウンライトだけでいいか…。」
という判断に至ったのだが…。
年末年始、多少休みが取れたので、
近所の新しい分譲地エリアをあちこちドライブがてらまわってみた。
特に夕方に行くと、それぞれの家の照明が個性豊かに表現されていて面白い。
「この辺はみんなダウンライトだねー。」
「ここ、すごいお洒落な外灯つけてる!」
「玄関じゃなくて、少し離れた門柱につけるタイプもあるんだね。」
等々、きゃっきゃしながらあちこち見てまわっているうちに、
ふと、
「…なんか自分、外灯がある家の方が好みだわ…。」
ということに気がついてしまった。
あたたかい色の光が、ガラスを通って周囲に散っていく具合がとても好きなのだよな。
玄関灯は、
無くても嫌ではない、
けど…、
けど、
あるならそれに越したことはない!
キリッ
…とは言え、
もう既に担当の方にはダウンライトで良いと伝えてしまっていたし、年明け早々迷惑かけるのも申し訳ないと思って、何日かモヤモヤしたまま過ごした。
でも、やっぱり後から後悔するよりは…、と思って、今からでも取り付けは間に合うか聞いてみたところ、会社側の都合で着工合意や地鎮祭の日程が遅れたことに伴い、まだギリギリ大丈夫とのこと。
その時に担当者から送って頂いた候補は以下。
①
②
③
うーん…。
とりあえず、硝子の雰囲気が好きなので、①の白いプラスチックっぽい見た目のものは却下。
それに、和に寄り過ぎてる感じもする。
②は、丸いぼんぼりみたいで可愛いのだが、これまたちょっと和に振り過ぎで寺みたいな印象になってしまうので却下。
③は、悪くない雰囲気!
でも何かこう、堅い感じがしてしまい、「もう一声!」と言いたくなる。
自分でもあれこれ検索して調べているのだが、いかんせん値段も材質も性能もピンキリで、かつ星のように大量にあるので、だんだん心が疲弊して、面倒くさくなってきてしまう。
(やっぱりこういう時に、ベテランの担当さんがついていてくれるというのはありがたいな…。)
ようやく「おっ!」と思ったのが、
鬼灯(ホオズキ)に似た形の以下の照明(↓)。
泡入り硝子なのでレトロな感じもして素敵だし、柔らかいフォルムで愛らしい。
和にも洋にも馴染む雰囲気だし、形としてはシンプルであまり外観のデザインに影響も無さそう。
これはどうかと照明さんに聞いてみると、ちゃんとしたメーカー(コイズミ)のものだし、デザイン的にもOK!、という了承を得られた。
ので、これに決定!
良かったー。
ギリギリだったけど、
きちんと先方に伝えられてスッキリしたし、
結果、外灯もつけることができて満足!
何にせよモヤモヤがあるなら抱えていないで行動に移した方がいいという(当たり前の)教訓を得た。
ま、実際にどんな感じになるかは
神のみぞ知るだな…。
余談だけど、小さいサイズの街灯風の照明を玄関先や庭先に建てているお家も結構あって、それはそれで素敵だった。
この手のタイプ。(↓)