久々の娘手作りの夕食 & 中村紘子さんの幻想即興曲
娘が久しぶりに夕食を作ってくれました。
トリもも肉1枚をソテーし、人参と生クリームのソースとサラダが添えられています。サラダにはオリーブオイルとメキシコ産の塩を掛けていただきました。
スープは色んな野菜とベーコンが入ったトマト味。
完全なローカーボとは言えませんが、最近は少し炭水化物も摂るようにしていますので、これなら十分です。
これに果実の風味の入ったローカーボパンにたっぷりのバターを塗っていただきました。
いつも私の為に、炭水化物を少なくすることに加えて、この数カ月は放射能汚染された可能性のある食品を避けて頑張ってくれている妻には悪いのですが、娘は彩りや盛り付けにも気を配ってくれるので、妻の料理よりも数倍美味しく感じられます。
ところで苦闘中の幻想即興曲。
ゆったりとしたテンポの中間部は気持ちをいれることができるのですが、最初と最後の速いパッセージが、どうも思うようにいきません。
右手と左手の拍が合わないことによって浮遊感のある何とも言えない不思議な旋律なのですが、私が弾くと全く違う曲に聴こえてしまいます。
そこで、いろんな人の演奏をユーチューブで聴いていたのですが、発見したのが中村紘子さんの演奏。
聴き比べるとはっきり分かりますが、彼女の演奏ははっきり言って、並みの一流演奏家と比べても格がひとつも二つも上。
早いパッセージのところのスピードが更にとんでもなく早いのですが、聴きどころは親指中心にで旋律を奏でるところから小指にその役割が移るところ。これほど美しく弾き分けているのは、私が知る限りはアシュケナージと中村紘子さんだけ。
その後のパッセージも、左手の小指のベース音がとても効いていて、思わず胸が高まってきます。
そして、中間部も多くの演奏家が平板に弾いているのに対して、繊細なピアニッシモを交えて情感たっぷりに旋律を奏でていきます。
妻も中村紘子さんの演奏を聴いて、「こんなすごい演奏は初めて」と大感激していました。
http://www.youtube.com/watch?v=5qC9Q69KawE
彼女のコンサートを聴きに行ったのは、ピアノを習い始めて2年目程の12年前。
その時は24の前奏曲の全曲演奏だったのですが、初心者の私にはつまらないと思っていた24の各曲がこんなに美しいのかと思わされた記憶があります。
この数日は彼女の演奏をユーチューブで聴いてからピアノに向かう日々。
そしてその度に、当たり前ですが彼女の様に弾けない自分を恨めしく思うのでした。
