ローカーボ治療についての諸説 | ポーターのローカーボダイエット実践記

ローカーボ治療についての諸説

ローカーボ治療と一言で片づけられないほど、この領域に関して激烈な議論があります。


糖質制限・炭水化物制限の違い、グルコーススパイク影響の有無等について、我々医学の素人では理解できない専門的な議論がなされています。


先日、糖尿病について相当にお詳しい読者の方から、グルコーススパイクの解釈についてのご意見も頂戴しました。


私が先月行った糖負荷試験の是非についても他のSNS等で、「糖尿病とはっきり分かっているのに何故そうした検査を行う必要があるのか」との議論もなされています。


私の糖尿病についての勉強経験は、僅か5ヶ月。元は、理学部・農学部の修士・博士課程を出た会社の同僚に借りた生化学の本が発端です。


私は、生粋の文科系出身で、代謝を理解するのに必須の熱学や化学式すら理解できなかったのですが、同僚の懇切丁寧なレクチャーもあり、大まかな代謝理論について中学生程度のレベルの理解には達したものと思います。


その後、書店で素人向きに書かれた糖質制限食に関する複数の書籍を購入し、読み込みました。江部医師や釜池医師のブログも隅々まで読み込みました。


この領域で最も有名なのは江部医師でしょう。


ところが、江部医師の書籍・ブログに、「蛋白質や脂質はすぐに血糖値はあげないが、数時間後にその50%は血糖値を上げる」との記述がありました(現在はまちがいだったと訂正されています)。


江部医師のこの記述については、私の理解では生化学の教科書に書いてあることと明らかに矛盾しており、同僚にも確認したところ、「ホントにその医師の言うことを信じていいの?代謝のことについてなんにも分かっていないよ」とのコメントでした。


ローカーボ治療で有名なのは、江部医師、灰本医師、釜池医師の3氏ですが、我々の知りえないところで激烈な議論(一部は釜池医師のブログで知ることはできますが・・・)がなされているようです。


ロジカルな議論では、臨床医一筋の江部医師が一番分が悪いようですが、彼のローカーボ治療の普及に果たした役割は称賛に値すると思っていますし、細かい治療法の差異は別にして、現実的に多くの糖尿病患者を救っているのも事実。


多くの著作や講演会(特に素人向き)をこなしている内に、その文書や発言の中に論理矛盾を含んでしまったり、多少の自己顕示欲が働いてしまうのは、世の常。人間のさが、能力の限界でもあります。


江部医師に関しては、前述の様な若干の論理的齟齬もあったり、講演会や書籍でたんまり儲けていることに対する妬みややっかみも多いのですが、ブログで堂々と自説を述べ、ある時は間違いは間違いであると認め、読者の相談や議論にも応じていらっしゃいます。


その点では、私は清濁併せのんだ上で、彼を立派な方だと思っています。


そうした中で、3者でつぶしあいをするのではなくで、是非今後とも、積極的に議論を戦っていただき、ローカーボ治療に全く理解が無く、レガシーな治療法に拘る医学界の権威の方々にも、その議論に参加いただきたいと思っています。


そして、その方々を応援し、後押しするのが我々一般の糖尿人のパワーではないかと思います。