農業ブーム | ポーターのローカーボダイエット実践記

農業ブーム

あちこちの企業がいまだに農業に参入しようと思っているようです。


農村の労働者を吸い上げ輸出で利益を上げてきた企業が、自分がやれば農業は上手くいく と大いなる勘違いをしています。


農業は一作だけ作れば良いというものではなく、毎年継続して収穫できなくてはなりません。連作するとすると「連作障害」が起きます。家庭菜園程度でなすびを作ってできたからと言って、継続して収穫を上げられるかと言うと決してそうではありません。


ある人は有機農業が良いと言います。だけど、日本の有機農法のシェアはわずか0.12%です。つまり、有機栽培は簡単ではないのです。そして有機で作ったからと言って高く売れる訳でもありません。


高温多湿で雨が多い日本は、諸外国と比べ農薬も多量に必要です。安心安全な野菜を作ろうと意気込んでも、病害虫で全滅するのがオチです。


設備投資も大変です。人件費もかかります。農家の場合は手間賃イコール収入ですから構いませんが、企業がやるとなるとコストです。


ユニクロが農業から撤退した話は有名ですが、それでもあきらめずに農業をやりたいという大企業があるのは本当に不思議です。


欧米の工業企業や商業企業が農業を始めたという話は聞いたことがありません。こんな馬鹿なことを言っているのは日本の企業のトップだけです。


どうしてもしたいなら私財を投げ打って自分自身でおやりになればよい。


株主から預かっている大事なお金と社員を使って、農業をおやりになって大赤字を出して株主代表訴訟を受け、高額な賠償金を請求されるまで、ご自分の馬鹿さ加減が分からないんでしょうか。


それよりも、追い上げてくる、あるいは先を越されてしまった中国・韓国の企業に対抗して、もっと良い製品・サービスを作るのが日本の企業の本筋。


日本の農業分野でも、私情と義憤をもって頑張っている人が徐々に増えて来ています。優秀な人も沢山います。


いい加減に、工業や商業が農業よりノウハウや経営が優れているという考えや上から目線はおやめになった方が良いですよ。