食糧自給率のウソ | ポーターのローカーボダイエット実践記

食糧自給率のウソ

平成21年度の食糧自給率はカロリーベースで、昨年度より▲1%の40%でした。


我々を不安にさせるこの食糧自給率ですが、詳しく見てみると突っ込みどころ満載です。


農水が試算した諸外国の自給率が100%越えしているにも関わらず、日本は絶対に100%を超えない計算式になっていたり、1000万㌧にもなる廃棄食品が分母に含まれていたりします。


現在、お米は供給過剰となって、価格は大きく下落し、備蓄米も増加しているにも関わらず、主食用米の自給率は100%となっており、絶対に100%を超えることはありません。官僚が考えた計算式は国民を欺くための詭弁でしかないのです。


さらに、ほぼ100%を輸入に頼っている化学農薬や化成肥料は自給率に含まれていませんし、農業機械を動かす為のエネルギーの自給率はたったの4%。


そもそも、このような食糧自給率を計算して国民に発表しているのは、世界中で日本と韓国だけ。


8兆5千億円の農業生産高に、国・地方合わせて5兆円もの補助金を血税から投入し、2万1千人の農水職員と20数万人ものJA職員が農業の間接員として存在する。


自家用や親せきに配るお米を小規模に作っているサラリーマン兼業農家にも個別所得補償をして、大規模化によって効率化を図ろうとしている専業農家の規模拡大を妨害する。


農業所得にかかわる税収は、わずか300億円。兼業農家の一部は、高速道路や工場ができて、血税で整備された農地を売却し、数億円の現金を手にしながら、ほとんど税金を支払う必要がない。


こんなバカげた農政を展開している農水省は自分の権益を守るために、国民の危機感を煽っているに過ぎません。


資源のない日本が、いつまでも豊かであろうとすると、国際協調の元、輸出で外貨を稼ぎ、不足するエネルギーや食糧を輸入するしかありません。そもそも日本の耕地面積では、1億2千万人もの日本人の食糧を賄うことはできないのです。


それでも食糧自給率に拘るのなら、人口を減らすか、帝国主義を復活させて他国を侵略して耕地やエネルギーを奪ってくるしかありませんが、そんな時代はごめんです。


「お米を食べよう」「米粉を使おう」等と、いくら叫んでも、外貨を稼いでお金持ちになり豊かで贅沢になった日本人の食生活をいまさら変えようとしても変わる訳がありません。


そもそも私の様な糖尿病患者が国民の6人に1人と言われる中で、血糖値を急上昇させるお米をもっと食べよと言うのは、早く死になさいと言っているのに等しいと思うのです。