ニボシに願いを☆彡
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ひなあられ

ちょうど1年前の今日


2009年3月3日


スタートした『ニボシに願いを☆彡』




1年間毎日更新することを目標として


コツコツ頑張ってきましたが


何事も長続きしない私も


無事に今日という日を迎えることができました☆


これも全て皆さんのおかげです


本当にありがとうございます♪




1年間続ける目標は


1年間で終了することも決めていたので


ここいらで一休みしようと思います




毎日の日課になっていた更新だけに


やめてしまうのは少し寂しい気持ちもありますが


今は清々しい気持ちです




思えばこの1年


泣き笑い、数え切れないほどの


喜怒哀楽がありました



でも


その全てが


今、自分の一部となって輝いています☆




『ニボシに願いを☆彡』は今日で終わりますが


人生はこれからも毎日更新し続けて


ちょっとずつ新しい自分になっていきます☆



そして


またいつか



ひとまわり成長した自分になって


このブログを始めた頃の瑞々しい気持ちを持って


皆さんに再会できることを楽しみにしています☆



どうかその時まで


天気の良いポカポカした日には


同じ空の下で


いつものように日向ぼっこしてる


メリ、ポテ、ゴンを思い出してくれたら幸いです☆


ニボシに願いを☆彡






ここで出会った仲間や


見えない力でつながっている全ての人たちに


愛と感謝を込めて





ヘムンパス













ニボシに願いを☆彡

フィナーレぢゃ☆




ネコがしゃべった日 後編

もうすぐ引越し屋がうちに来て


何もかも全て


運んで行って


からっぽにしてしまう




馴染みの家具も


疎ましいと思ったこともあった家族も


大好きな3匹のネコたちも


なにもかも全て




私はゴハンを食べ終わったネコたちに近づき


こう言った



「お別れの写真を撮ろう」



私はカメラを母親に預け


代わりにネコを1匹1匹抱き抱え


写真を撮ってもらった



泣きそうだったけど


勿論親の前では泣けるわけない




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




3匹のネコたちは


それぞれ1匹ずつゲージに入れられ


まもなく引越し屋がやって来た



この暑さで”狭い箱”に入れられたネコたちが


舌を出して苦しそうにしている中


さすがそれを職業としているプロ達の搬出作業は


あっという間に家族とネコたちを残して終了した




すると母がある異変に気付いた


「ポテがいなくなってる!」



確かにポテのゲージの扉は


内側からロックを解除されたように開いていて


そこにポテの姿は無かった・・・




家族の出発時間も迫っている




私達は総出でポテの姿を探した



家の中


ベランダ


庭や家の周り


心当たりのあるあらゆる場所を探したけど


結局ポテの姿は見つからないまま


無情にも出発の時刻はやってきた





ポテだけを残し


ゲージの中で苦しそうにしている


あとの2匹を連れて行こうとしたその時



私はある決心をして母にこう言った



「ネコたちまで離れ離れにさせるのは可哀想だよ。

 世話は必ず責任持ってするから、だから・・・」



すると


母は目に涙を溜めながら


私に忘れられない一言を言った


「このコたちももう歳だし、

あなたが最期を看取るまで、ちゃんと面倒見るんだよ。。。」



そう言うと


母は2匹のゲージの扉けて


ネコたちをそとへ出してやった




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




家族が出発し


私とネコたちだけになった静かな家で


しばらく物思いに耽っていると


あんなに探しても見つからなかったポテが


ひょっこりと姿を現した



安堵のため息をついた私の脚にアタマを擦り付けながら


ネコは私にこう言った





「ねぇ、またお腹空いちゃったからニボシちょうだい!」







ニボシに願いを☆彡

ネコがしゃべった日 前編

ニボシに願いを☆彡


この作品を2005年の私に捧げます








家の外を走る車の音が近づくたび



ボクは逃げ場の無い”狭い箱”の中で



ドキドキしていた・・・










あれはちょうど


今よりちょっと暖かい「春」という季節






いつものように夜ゴハンを食べていたボクは



お母さんが”彼”にしている話を



こっそり聞いてしまったんだ。






「行く日が決まったから。」



「・・・そうなんだ・・・いつなの?」



「6月29日」



「・・・そっか・・・あと2ヶ月ないね」




「あ、それと・・・」とお母さんはボクに目をやりながら



「このコたちも連れて行くからね」


と”彼”に言ってたんだ。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




6月29日



この日は梅雨空の続いてた最近には珍しく



真夏みたいに暑い良く晴れた日だった





朝からみんなが慌しく家の中を行ったり来たりしてて



いつもとは明らかに何かが違うってことがわかった





それでもいつも通り朝ゴハンを食べて



みんなの慌しい様子を見ていると






”彼”がボクたちに近づいてきて



こう言ったんだ




                         【後編へつづく】

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