ユーミルのブログ -2ページ目

賀正

さて、という訳で?


明けましておめでとう御座います


今年も当ブログを宜しくお願い申し上げええ


いや、今更新年の挨拶とかどうよ?って思われてるかもしれませんが…


ほら、年明けって情報規制かかって通信速落ちるじゃないですか、


そうですよお、わざと今更言ってるんですよ(笑)


ほ、ほんとだよ!?w


さて、小説の話


今回で一応、運命の鎮魂歌は終話、となります


需要あったのかは聞かないでおきますが


いかがでしたでしょうか?


まあ、個人的には駄文で表現しきれていない、戦闘描写とか人間関係(むしろ書いてない)あったりして


読んでくれている方は大変我慢強いですね!wって感じですが


最後まで読んでくれていたら嬉しいです。


自分で書いていて、『この話何時終わるんだろう?』


とか思ってましたが、意外とSSクラスの長さに収まったので、まあこれはこれで良いのかな、と。


誤字脱字は物書きとしていつも注意してるのですが、どうしても出ちゃうんですよねー。


そこはなんとか根性で乗り越えてくだしい(ェ


一応ハッピーエンドにはなっている…と思うw




-年が明けて-


迎春、と云う言葉を目にすると、いつも


『いや、まだ冬ですが!?』


とか突っ込みたくなりますw


まあ、暦の上では春って事ですかね。


新潟はめっちゃ雪降って積もってますが、ね(笑)



-更新頻度について-


一応、今年から仕事が本格的に忙しくなりますので、当ブログは今後


『不定期更新』


とさせて頂きたいと思います、現状風邪引いていて熱も出てるので、何とも言えないんですが


っていうか、既に不定期でしたからねw


期待せず見てやってもらえば嬉しいです。


それでは、またね!

禍神編、第二章 禍神(最終章)


何合…何百と知れず、切り結んだ…?

いや、まだ解らない…。

未だ眼前に漂流する悪意の霧に、私は隆義をねじ込んでいた…。


『カぃン!』

と、鋼のたゆたう金属音が耳に届き、それで理佳の安全を確認する。

何百、何千と重ねられているであろう…この呪いに、これでもか、と刃を入れる

不思議とお互いに疲弊は無いようで、またも刃を振りかざす。

理佳の得物である、長槍の桜姫(おうひ)が

またひとつ、禍神の重厚な装甲を突き破った様だった。

桜姫の特徴は『呪いを貫く一撃』を繰り出せるというもの。

先ほどから私たちは、禍神に一太刀浴びせようと斬り続けているのだが

表面の『呪い』による防壁(殻の様な物)をいたずらに破壊するだけで、

肝心の禍神本体には、指一本触れられずに居た…。

『お姉ちゃん?まだ駄目なの?!』

『解法なんてとっくに掛けているのだけれど!』

呪いに切れ目が無い…隙あらば、刃と呪法を叩き込む物の

効果はてき面、とは言い難い。

『ガギン!』

ふっ…なんと云う事か、穢れ払いと詠われた隆義が見事に折れてしまった…。

『どうにも塩梅(あんばい)が悪いわね…』

隆義を投げ捨て、腕組みをする

『どうするの、お姉ちゃん?』

攻撃の手を休めた理佳に問われる

『こうなれば、アナタにやって貰うしかないわね理佳』

幸いな事に殲滅の命は、未だに光り輝いていた

『全力で禍神に桜姫を投擲して頂戴』

『分かった、でも大丈夫なの?それで…もし失敗だったら…』

その時は

『大丈夫よ、これで最後だから…』

『…』

理佳の頬を汗の粒がつい、と流れ落ちた。


一息の後、理佳が遠くから桜姫を投げる状態に入る

(いくよ?お姉ちゃん)

(いいわ、何時でも来て)

理佳の詠唱が始まる

『我求む、古の神に絆された桜の紅き情熱、今この桜の姫に集約せよ…』

『神速の石火の槍、今ココに体現す!』

理佳が槍投げ選手の様に、それでいてゆっくりと回転する

その舞は佐伯家の武道家達からは禁じ手と云われ、語り継ぐだけとなった幻の秘儀。

莫大な魔力をストレートに槍に蓄え、投擲する為消耗が激しすぎるのである

しかし、理佳は敵を寸分の違いなく睨みつけ、言った

『紅き紅蓮の槍、炎・神…投・擲っ!!!』

槍が一瞬で私の真横をすり抜ける

余りの風圧で頬から赤い雫が流れるが、気にせずに命を振るう

私は禍神に肉薄する桜姫を後ろから、野球の選手よろしく打ち付ける

『殲滅の命ォッ!!』

ガイン!!

音を立て加速する桜姫に重ねて呪文を掛ける

『我心の中に悪鬼宿す者とすれば、言ノ葉は汝を劫火へ誘うであろう…』

『炎爆衝!!』

見る間に禍々しい神は炎に包まれ、妖気は衰退していく

そして桜の姫は紅く燃え盛り、禍神へと吸い寄せられていった

『グズリ!!』

刃が通った!

ばらばら、と音を立て呪いの鎧が剥がれ落ちる

がぎぎと、耳に届く音は桜姫の咆哮の様、

禍神を貫き通すと、光りと成り理佳の元へと帰っていった

そして、本体が私たちの前に姿を現した。

『そんな…』

『人柱、と云う奴か…』

その姿は妖怪のソレではなく、闇の精霊に纏われた女性の人間だった

『騒々しいぞ、人間…』

『く…!』

睨まれただけで、足元がふら付き、頭の中は高熱を伴ったかの如く視界がふら付く!

『我を起こしたのは、そなたたちか?』

『左様、我は犬神』

気がつくと、理佳は意識をいつぞやの犬神に支配されたようだ

『畜生の神が、我に何用があって我を目覚めさせる?』

ころころと表情を変える偽りの神は、まるで幼い少女の様だ。

『貴公がこの土地に蘇ったと耳にしてな、何かあってのことか?』

『畜生と話す趣味は無いが、2万年ぶりの客人だ…答えてやろう』

『2万もの時を封じられて生きてきたですって?』

それは驚愕に値する、妖怪とは人に忘れられれば存在できなくなる。

本来そういった存在なのだ

しかし目の前の邪神は2万もの歳月を忘れられる事無く封じられてきた事になる

『なに、簡単な事…流石に我も腹が減ってきての、何か喰いたいと思っておったのじゃ』

『そうしたら、どうじゃ?妖気の満ち満ちたおなごが我を起そうという』

『我の満足いく味かどうか試させてもらおうかの?』

ぴん、と空気が凍りつく

『おや、あっけないの?』

聞こえる声はすぐ後ろから、激痛に視線をやれば私の腹部に邪神の腕が突き刺さっていた、


-時間逆流-


『く…なんという速さ』

私は自身の体だけを過去の物へとすり替え、傷を癒す

しかし、違和感だけは癒えない

『ほ…中々興味深い事をするの。じゃが我の存在が相手の存在を歪めると言う事までは理解できなんだ』

『なにを…』

言って、服から血がにじみ出ていることに気付く

『ぐっ…!』

思わず膝を突いた、腹部が裂けて…

『ほほ、存在の歪みはどうともできんかえ?』

もういちど、奴の存在を計算に入れて体と存在を再構築する

『くはっ!?』

それは文字にするのとは大違いの難解な作業だった

奴の毒気は多重世界の存在までをも歪めてしまうからだ。

『一体…どうすれば…』

そのとき不意に犬神の声が聞こえた

(なに簡単な事、今こそ我が使命果たすとき)

そういうと犬神は理佳の体を離れ、私の体に憑依する

(我が力お主に託す、永遠の命の輪廻の中で件を探すのだ、彼奴にならば仕留められるであろ)

意識を集中し過去へと飛ぶ

私は件をサーチしその時間へと飛んだ


風のふく中、件がこちらを向く

『貴公と会うのはこれで何度目かの?』

さあ、もう覚えていないわ

『何度転生を繰り返し、永遠の時を生きてきたのか私には計りかねる』

私は何度も死んでいた?

『左様、お前に力を与えた後、ここから落下した転生前の肉体は転落し滅んだ』

眼下には私ではない、私の死体があらぬ方向を向いて死んでいる

『性格にはお前はもう人ではない、時空を彷徨う意識体の様な存在なのだ』

だから時間と空間を操る事が可能に…?

『その通りだ、しかし長かった…お前を導くために私は幾度と無くお前に助言をしてきた』

『お前にとってはほんの数回の事でも、私にとってソレは数え切れぬ行動の回数であったからだ』

あなたに最後の頼みがあるから、ここに来たのよ

『そしてその甲斐あってかとうとうお前は禍神の元まで辿り着いたようだ…』

禍神はどうやって倒せばいい?!アナタに聞けと、犬神が!

『ふふ…答えは既に宿しておるようだがの?』

す…と件が消えると、周りの景色は歪み、見る間に禍神の元へと帰ってきた

『おや、やっとおかえりかえ?算段は整ったようじゃの?であらば、こちらも本気で行くぞ?』

私は奴の速度には敵わないだろうが、犬神のお陰で飛躍的に身体能力は向上している筈

…一瞬でけりをつける

奴は自身の空間を歪め一息で私の元まで肉薄した

ならば私とて完全者。

奴が時空を歪めるのならば、私は

『時空を切り取る!!』

『な…に?』

1刹那の後、殲滅の命が深々と禍神の腹部を貫き

貫通した先端からは赤黒い液体を零していた

『ふふ…不思議なおなごよ…驚きで怒りすら沸いてこぬは…』

どうか、命の輪に戻れますよう

『馬鹿な、我は邪神ぞ…邪な偽りの神は消え去るのみ…この世界に神は二人も要らぬからの…』

いうと禍神は空中に四散した


-????-

『以上が今回の騒動の顛末です』

『それで、その後の始末はどうなっている?』

『東の家の者が全て片をつけた様で…』

『ふむ、なれば今回については成功と言える…のか?』

『形としては理想系かと、ただ佐伯家の動きは想定外でしたので、幾分か誤差が生じています』

『構わんさ、誤差範囲内に収まるのであろう?』

『数値として、ならば範囲内でございます』

『なら構わん、前線に出るのは老人達では無いのだ。引き続き監視を怠るな』

『かしこまりました』


-佐伯家-

『お姉ちゃん?』

私は庭のアジサイの花に水をやっているところだった

『どうしたの理佳?』

お昼を少し回ったあたりで、廊下から私に声をかける彼女の表情は

日の光りをうけ、やんわりと輝いていた

『お母さんがお昼にしましょうって。』

丁度少し小腹が空いてきていたところだ、昼をすぎていれば無理も無い事の様に思えた

『水をやってから行くから、理佳は先に行っていて』

『分かったよ、おねえちゃん』

すたすた、と足音が遠ざかる

最近はもう妖怪など存在していたのが信じられない程、街は静かだった

だが、私は普通の人間ではない

また妖気が活性化するようなことがあれば、人知れず物の怪と戦うのであろう

それがどんなに辛く、険しい道でも、私は…きっと

それが、完全者の使命ならば。

新年ですね


ユーミルのブログ-神調教
お久しぶりーふ!


久しぶりの更新です


ホンッとに久しぶり過ぎて、年明けてるとかドンダケww


関係ないイラストですがエロミクを描いてみたのであげておきます


あと小説も次で