83年にイタリアで製作された豪華絢爛キラキラなオペラ映画です

20代の頃、ヴェルディーの美しい音楽と
このメロドラマ風悲劇のお話が気に入って何度も観たものです

映画という形がこの長編オペラを親しみやすくしていますし
キャストも豪華キラキラ
途中夜会のバレエダンサーはボリショイバレエのプリマとプリンシパルですし
プラシド・ドミンゴの声はもちろん素晴らしく(アルフレッドの年にはちょっと年齢がいっていて
若作りではありますが…)
テレサ・ストラーテスも熱演メラメラ(小柄で幸薄そうなビオレッタに恐ろしいくらいピッタリです)

字幕が無くちょっと長いですがあせるダイジェストを紹介させていただきます演劇

時は18世紀初頭。舞台はパリ。社交界の華とうたわれた美しい高級娼婦ヴィオレッタの館では、毎夜、華やかな宴が催されています。


この宴にやって来た青年アルフレードは、以前からヴィオレッタに恋をしていて、二人きりになると、彼女にその気持ちを告白しました。ヴィオレッタは、娼婦である自分は本当の恋愛などに縁はないと思っていましたが、アルフレードの純粋な愛の前にとまどうのでした。


ヴィオレッタは社交界を離れ、パリ郊外の家でアルフレードと静かに、幸せに暮らしていました。


ある日、アルフレードの留守中に、彼の父ジェルモンが訪ねてきます。ジェルモンは、ヴィオレッタの娼婦という過去が、娘(つまりアルフレードの妹)の縁談に差し障りとなるので、息子と別れるよう彼女に迫りました。ヴィオレッタは自分の真実の愛を必死で訴えますが、受け入れられず、悲しみの中で別れることを決意。家を出ていきます。


パリに戻ったビオレッタの屋敷での夜会 ジプシー達


別れの置き手紙を読んだ何もしらないアルフレードは、彼女の裏切りに激怒するのでした。その夜、ヴィオレッタはパリの社交界に戻り、かつてパトロンだった男爵に手を引かれて現れます。彼女を追ってきたアルフレードは、ヴィオレッタが男爵を愛していると苦しまぎれに言うのを聞いて逆上します。彼は社交界の大勢の人前で彼女をひどく侮辱して悲しませるのでした




数ヶ月後、ヴィオレッタは自宅のベッドで横になっています。実は難病におかされていて、自分の最期が近づいていたことを彼女は知っていました。そして、今や死を目前にしています。


そこへアルフレードが駆け込んできます。全ての事情を父から聞いた彼は、彼女に許しを請います。


二人はまたいっしょに暮らすことを誓いますが、時はすでに遅く、ヴィオレッタは過ぎ去った幸せな日々を思い出しながら、息を引き取るのでした。

あらためてオペラは、歌と劇とオーケストラの3つが楽しめる贅沢な芸術だと思います宝石白
素晴らしい音楽を楽しめるだけでなく
同じオペラでも歌い手によってまた全然違うものになるので
それが魅力でもありますキラキラ