気候のせいかパワー気味の私も、子供達に会うと自然に元気が出てきます
つくづく感じますが、元気って 人から なにげない時にもらえるものなんですよね。
アメリカの大学在学中、私がはじめて入った学生寮でのルームメイトが クリスティー という人でした。
違う学部の学位をとるために大学に戻ってきた人なので (アメリカでは補助金をもらって年齢に関係なく必要な学位をとりに大学に戻る人は多いのです) 私とも歳が近くとても落ち着いた ステキな人でした。
1学期の間毎日同室で過ごす相手が、パーティーばかりのティーンネイジャーじゃなくてホッとしたのを覚えています。在学中の4年間、学期ごとに9人のルームメイトと生活をともにしましたが、学生もさまざまなので初めてのルームメイトが彼女だったことは 本当にラッキーでした…
初めてのアメリカでの学生生活…そこは私にとって知り合いは誰もいない場所でした。右も左も分からなかった私は、彼女にいろんなことを教わり 支えてもらいました。
厳しい毎日を 少しでも 明るく楽しく過ごそうとする 姿勢やアイディアも…
彼女がクラスから部屋に戻るころ、私はいつも机で宿題と奮闘中で、しかめっ面で机に向かっていたものです。ある日いつもどおり机に向かっていると、すぐ横の窓辺越しに最近咲き始めた野の花が 空中でクルクルゆれていて、それに気づいてハッと驚いたとたん ニコニコ顔のクリスティーが「おどろいたでしょ!」といった感じで顔を出してきます。二人で大笑いでした。そして「今日はクラスどうだった?」とお互いの一日の話が始まります。
そんなたわいもないサプライズやユーモアのセンス、そしてそれを楽しむ姿勢が 時折たれこめる重い空気を吹き飛ばし 明るい笑い
を運んでくれたものです。