学生時代を主に神戸で過ごした夫は、1995年には香港にいて、まるで戦後かと思わせるような神戸の様子を現地のニュースで知ったそうです。

 実際の様子を見ていなかった夫は、今回の旅で必ず訪れたいと思っていた所だそうです。

ガラス張りの4階建ての建物の中は、1995.1.17を忘れない~ というコンセプトで、震災追体験フロア、記憶フロア、減災体験フロアなどに分かれていて、その日から復興までを身近に感じられる様になっています。

 私は途中ハンカチが手放せなくなり、子供もいつになく真剣な面持ちでした。

震災のすざましい様子にショックも受けましたが、私が感動したのは、復興までの道のりで人々が助け合う姿でした。全国、海外からのボランティアの人々の様子や、多くの寄付や暖かいラブラブ励ましの手紙なども展示されていました。

 1つ目の写真は、王子動物園の震災後、ボランティアが手作りで再現したフェルトとキルトの王子動物園です。それはそれは素晴らしいものでした。キラキラ

 全てを無くし一人では生きていけない様な状況で、人の暖かさありがたさを感じることが出来たのは不幸中の幸いといえることだったのかもしれませんが…

 滞在先の夫の友人のお母さんがおっしゃってましたが、「海外では同じようなことが起こったとき、治安が悪くなったり強奪が起きたりしてる所もあって、神戸はそんなこと全く無かったから…あぁ日本はいい国だなぁ…ってつくづく思いました」 とおっしゃってたのが印象的でした。

 見学後、そんなことがあったとは想像も出来ないような美しい港町を見て、「でも、ここで起きたことなんだよねぇ…」とつぶやきながら、そんな状況下でも私は人のために何かしてあげられるだろうかと自問自答していました。

 家族でも自分達の身に起きたら…と話をするきっかけとなり、とてもいい勉強になりました。

が、…そろって言ったことは、「うちなんかすぐペッシャンコだよね!」でした。(*゚ー゚)ゞ


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