先日、とある知己と鉢合わせた。
昔、共にボランティアをしていた仲だ。
その活動は、おもちゃの病院。
久し振りだなと、話が弾んだ。
おもちゃの病院なるボランティア団体は、全国に存在しています。
よくは知らないが、全国組織まで、一つ在る。
おそらく、おもちゃの病院を名乗る団体のほとんどは、定年退職後の技術者の集団と思われる。
少なくとも、定年退職後の方々の集まりで、技術指導の出来る方が含まれるだろう。
現在の京都市でも、そんな団体が活動中のようだ。
しかし、その団体が活動する以前に、青少年を中心とした私たちの団体が、存在したんだ。
潰しちゃったけどね。
聞くと、また、活動再開しちゃってるらしい。
私がボランティアを始めたのは、いろいろ小さな条件が重なったからだが、ボランティアをする人の心が分からなくて、体験してみようと思ったんだ。
我ながら、変な理由だと思う。
良くない理由だと思う。
先ず、ボランティアの募集をかけて、集まってくる方々だが、おもちゃの病院は少し毛色が違うので、例えば、小学生の子供の遊びのリーダーをしてくれるお兄さん、お姉さんを募ると、打ち解けるのに非常に時間の掛かる控えめな方々が集まってくる。
凡人が集まる。
他人と親密になりたいが、出遅れる連中が集まってくる。
王道のボランティアでは。
例えば、イベントに呼ばれ、終わった後に交流会なんてやられると、辛い。
団体のメンバーは、打ち解けた内輪で盛り上がり、交流にならないんだ。
もう、却って救いを求めるように、内輪ではしゃいで壁を作る。
まあ、友達100人いらないよね。
おもちゃの病院のメンバーは、ボランティア意識の高い者と、技術者意識の高い者とで、絶えず意見が割れた。
もう、本当に、左と右で。
こういう思想って、始まりは癖だわ、実際。
癖のまま、政治信条まで行っちゃうと、まずいと思うけどね。
ほとんど、そんな方ばかりだとも、思うけどね。
私達の活動は、基本、月に一度の開院と、別日の会議だった。
この、月に二度のボランティアが、立ち行かなくなる。
仕事だから、学業だからと、月に二度の活動の時間が持てない のが普通って、豊かじゃないよね、日本。
別に日本と言わなくても良いのかもしれないけれど。
構わないけど、忙しいと言えば、全てに通った
活動再開後は、三ヶ月に一度の開院が、基本の様子。
他にも、いろいろ書けそうだけど、この辺で。