memory 2018.3
「そこにある小さなシアワセ」
この道を歩めばシアワセだと
多くに人に教えられて育った僕
あの頃はただ
そこにいることがどんなにつらくてもどんなにつまらなくても
そこにいることで”先”にはシアワセがあるんだと信じてた
そんな僕の指の隙間から流れ落ちてしまったのは
青春という遥かな時間
戻らない時間を思うのは辛いけれど
戻れない日々にも確かに幸せはあった
この道を抜ければ不幸だとか
自分で自分を縛り続けた僕
あの頃はまだ
そこにいることで味わえる喜びがあった
そこにいることで未来に不安はなかった
多くの貴重な友から自分を遠ざけたときに思うのは
少し小さくなった後姿
今このときに僕は翼をなくしたけれど
いつか大きな翼をもてる
たとえ今がどんなに不幸だと感じるとしても
喜べることはきっと見つかる
笑い会える仲間はきっといる
僕らは誰も
幸せになるために歩いているのだから
そして愛するべき誰かを
幸せにするために存在しているのだから