買占め
食料品の買占めが収まってきたかと思ったら、
今度は「水」だそうです。ペットボトルの水ですね。
東京都が水道水から放射性物質が検出されたと
発表したことでまた買占めが始まったようです。
健康被害が出る可能性があるのは、発表された数値の
水を毎日1リットル以上を1年間飲み続けたら、という
ことですからやや過剰反応のようにも思いますが。
東京品川の大型スーパーで、ペットボトルの水が
10分で完売になったとか。
日本人の感覚からすると、東京でそんなに買い占めたら
被災地が困るではないか、と否定的に考えるところですが、
外国人の眼には全く違って見えるらしいです。
食料品の買占めのときでもそうですが、こんな状況でも暴動を
起こすわけでも略奪するでもなく、きちんと並んでお金を
払って買っているのに、何が問題なのか、と考えるそうです。
たしかにそう言われてみればその通りかもしれません。
日本人は世界でも稀なぐらいにお行儀のいい民族なのでしょう。
これは教育がどうとかの問題ではなく、DNAのせいでしょう。
それにしても原発。ひとたび事故が起きてしまえば、
指摘され続けていた問題が一挙に出てしまいましたね。
しょせん人間が作るものですから、完全ということはないということです。
安全装置がまるっきり機能しなかったというのも机上の計算と現実は違う、
ということをよく示しています。
被災地の復旧とともに、今後のエネルギー問題はおおいに
議論されるでしょうが、もう今までのように安全だから大丈夫、
という主張は出来なくなったことは間違いないでしょう。