就職難の時代です

大学生が就職できなくて困ってますね。

「大学生が」という言い方はちょっとおかしいかもしれませんね。
「大学生でも」「大学生ですら」と言ったほうが適切でしょうね。

企業の今年度の大学生の採用予定数というのが昨年度よりも４０％も
少なくなっているんだとか。企業が採用数を減らした理由というのが、
必ずしも不景気によるものではないそうです。

採用数を減らした理由として、企業の担当者らが言うには、これからの
グローバル時代には日本の学生は欲しくないんだとか。若者の能力が
すごく落ちている、というわけらしいです。

そんなことはないですよね。いつの時代にも若者が未熟なのは
あたりまえのことです。人生経験が短いんだから。今も昔も、
大学生のレベルなんて似たようなものでしょう。実際のところは。

日本の学生のかわりに、外国人の学生を雇うんだそうです。
中国人とか、韓国人、ベトナム人なんかの留学生ですか、いっぱい
いますから、そういう人たちを雇ったほうが会社の未来のために
いいんだと考えているようですね。

日本の会社なのに日本の若者を雇わない、というのは、長い目でみれば
自殺行為というか、いいことはないと思いますがねぇ。

しかし、ここでそう言ってみたところで、この流れはもう止まらないでしょう。

はっきりしているのは、大学でも高校でも、学校を卒業して入った企業で
定年まで働いて、あとは年金で暮らす、という団塊の世代あたりまでなら
出来たことがこれからどんどん非現実的なことになっていくということです。

生きていくだけでも大変な時代になってしまいました。一つの収入源にだけ
頼っていく生き方に安全が保障されることはもはや、無い、と言えるでしょう。