秋の臨時国会で自民党がTPPの批准と、関連法11本を通すことを画策している。愚かとしか言いようがない。しかし、幸いと言うべきか、アメリカでの反対運動が大きく、トランプ氏もヒラリー氏もTPPに反対している。両者共に反対しているとはいえ、反対の中身が微妙に違っている。トランプ氏はTPPそのものに反対しているのに対して、ヒラリー氏は内容に反対している。内容がよければ賛成という含みがあるところが油断ならないが、アメリカのおかげでTPPが頓挫する可能性が高くなっているのは朗報だが、こういう、TPPみたいなものの背後にある思想がわからないでいると、また別の条約絡みで失敗するだろう。TPPの他に、TTIPだの、RCEPなんていう条約話が進行している。いずれも、TPP同様に秘密条約で、やはり大企業を中心とした、一部の資本家にばかり有利な内容らしい。表面ではなく、事の本質を見抜かないと同じ轍を踏むことになる。