リオ・オリンピック前の壮行会だったかで、選手たちが「君が代」を斉唄しなかったことに苦言を呈したことで、国歌斉唄を強制していいのかが議論になった。国旗国歌法を制定する時に強制しないと名言していたが、教育現場では職務通達違反を理由にして、事実上の強制が行なわれている。これが憲法が保証する思想心情や内心の自由を侵害するものとして裁判で争われている。法律制定時に強制はしないと言ったなら、通達違反でも強制に当たるのは明らかだ。法律というのはひとたび通すと、危険な方向に独り歩きする危険を常に孕む。しかし、一方で、教師が個人の思想心情を理由にして、国歌の指導を拒否していいのかも問題だ。私立学校ならっもかく、公立の教師であれば、嫌なら教師にならなければいいではないかという意見も、説得力がある。