吉田沙保里選手と練習している選手が、「練習中の強さを発揮したら楽勝なのに、試合になると守りに入ってしまってもどかしい」と発言していた。もともと、試合本番で力が発揮出来ない、練習での方が強いタイプがいるが、吉田選手は違うだろう。ディフェンディングチャンピオンの方が精神的に苦しいのは当然だ。相手は負けてもともとだから、気楽に思いっきりやれる有利さがある。かつて、柔道無敗の山下康弘氏のように、前人未到の209連勝を続ける中でも攻め切っていた例もあるが、極めて特殊な例だ。