アメリカ副大統領のバイデン氏の「日本国憲法を書いたのは私たちだ」発言で、改めて正当性が疑われている今の憲法だが、左翼の意見の中によく見られるのが、「成立過程はどうであれ、戦後の日本に定着した事実が重要だ」という説だ。まあ、たしかにそういう面もあるには違いないが、もともとの成立過程がおかしいものを、不磨の大典のごとく、一文字たりとも変えることはまかりならんという態度の方がよほどおかしくないだろうか。7月にあった参議院選挙に立候補していた維新政党新風の鈴木信行候補の応援弁士の女性が言った「私たちは憲法を守るために生まれて来たんでしょうか」という言葉が護憲派の矛盾をきれいに突いている。