女子レスリングの吉田選手が金を逃したことで、日本選 手団の主将になると、勝てないというジンクスが半分当たった恰好だが、昔からよく言われる「早熟は大成しない」というのも、一種のジンクスと言えなくもない。早熟の人間というのは確かに存在する。スポーツでも勉強でも、年齢の割りに高い能力を発揮して、周囲を驚かせて、期待を集めるが、その後は期待されるほどには伸びないパターンだ。稀に、早熟でありながらさらに驚異的な伸びを見せ続ける人間も存在するが、やはり稀だ。今回400リレーで銀メダルを獲得したメンバーは4年後も期待されるが、桐生選手はどうだろう。100メートル10秒01は日本人で現役最高だが、3年前の高校在学中の17歳当時に出して以来、記録が伸びていない。大試合になるほど実力を発揮出来ない勝負弱さも気になる。ぜひ「早熟は大成しない」のジンクスを破ってもらいたい。