で、その規制緩和の結果、タクシーの数が軽く倍 には増えたな。東京の話だが。それもほとんどが都心に集中しちゃったから、当初の大義名分であったところの、タクシーが都心にばかり集中していることによる不便の解消、という目的は達成されるわけもなく、不景気なこともあって、ただでさえ、売り上げが減っていて困っていたタクシーの運転手たちが、規制緩和によって急激に参入してきた新たなるライバルたちとの競争によって収入が減っただけ、という結果に終わったわけよな。もともと都心でタクシーが不足していたわけではないから、台数が増えれば余ったタクシーがはずれの方の、もともとタクシーが拾えなくて不便だと言われていた場所に散らばって、規制緩和の大義名分が果たされるはずである、と、机上の計算では考えたんだろうな。あまり頭が良くもない奴らが。しかし、現実はそうならなかった。一応、日本は資本主義の自由主義の社会だから、バスなんかと違って客に行き先を聞いてから走るタクシーだと、走る路線なんか行政のほうで決めることなんて出来ないじゃん。そうだから、歩合制のタクシーとしては、客が拾えそうなところを選んで走るっていうのは仕方がないことだよな。その5に続く。