今回の条例案の中に「性行為を著しく不当に賛美・誇張」とあるが、この文言中、「性行為」の部分を「暴力」とか「公務員」なんて言葉で置き換えるとか、あるいはもっと広く、「性行為、暴力その他、青少年の健全な育成に反する行為を不当に賛美し」って感じの表現に、またなんかの時に条例を改正してやっちゃえば規制対象は無限大というか、審議会とやらの自由自在になるわけな。そうなると憲法が禁止しているところの、完全なる検閲なわけよ。出版界や漫画家たちが反対してるのは、自分たちの利益のためなのかもしれないが、実際にはそれ以上の意味があると思うんだな。PTA団体だの保護者団体からの要望もあって成立したものであるから、国家による不当な弾圧、というわけではないとは思う。現時点では。しかし後になって、いかようにも都合がいいように利用される危険性が非常に高い。だからよけいにマズイわけよ。こういう条例とか法律っていうか広い意味での制度っていうのは、導入した時点では正しそうに見えるもんなんだよ。もともと何かの必要性があって導入されるわけだからさ。だけど後になって、その時々の都合やら状況やらで改正されたり解釈の仕方が変わったりするわけよ。その6に続く。