職安っていう呼び方がハローワークっていうカタ カナに変わったのが20年ぐらい前だったかそのぐらいのものである。まだバブルの頃で超人手不足と言われていて、建設業界なんかで人手不足倒産なんてことがよくあった。この人手不足倒産というのは現代の世の中で記録を更新している、仕事が無くて会社が潰れるというタイプとは逆で、仕事はあるのに人を集めたくても集まらなくて勿体無いけど潰れてしまうという、現代ではあまり見られないタイプの倒産である。今だって人が来ない業界はあるだろうけどあの頃の倒産っていうのは待遇なんかもちゃんとしていて何で人が来ないんだかわからない会社がそんな理由でよく潰れていた。仕事に関して完全に売り手市場だったあの時代。バブルの頃というのはそれが当たり前になっていてずっと好景気が続くものだとみんな思っていたわけである。だからバブルがはじけて不況になるなんてことがイメージ出来なかったのだと思う。今の我々が平和とか水や電気が無い生活をリアルにイメージ出来ない感覚に似ているか。しかしそれも無理からぬことではある。敗戦後の奇跡の復興、高度成長期があってバブルがあってと日本人は長いこと不況を経験してなかったからねー。続く。