シンクロ二シティという概念がある。意味のある偶然のことで心理学者のユングが提唱した理論で遠藤周作がよくエッセイで書いていた。長いこと会っていない知人のことを考えていたらその人から電話がかかってきて驚いた、なんていう不思議な偶然のことで、さらに一見ただの偶然に見えるその出来事の裏には宇宙とか潜在意識からのメッセージが込められている、というのがこのシンクロ二シティである。何かを教えてくれるんだからありがたいことである。今日はまさにこれに該当するであろう体験をした。ある目的地に行くのにいつもは乗らない方のバスに乗った。走行中ある人のことがふと頭に浮かび、あの人どうしてるだろうね、なんて考えていたらまさにその人がバスに乗ってきたので、驚いた。一本バスがずれていたら、あるいはいつも乗る方の路線のバスに乗っていたらこの出会いはなかったわけで、単なる偶然と片づけるには出来すぎである。シンクロ二シティ?なのだろうか。ただこの出会いにどんな意味があったのかはよくわからない。