英語力とかやる気を引き出す方法 | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

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やる気が出ないとか、モチベーションの源が見つからないとか、そういう話をよく聞きます。

 

そろそろゴールデンウィークも近づいて、5月病ってやつが登場する季節。

 

やる気やモチベーションってどうやって見つけてきて育てれば(たまごっちみたいな扱い)いいのか、ってよく聞かれます。

 

やる気とかモチベーションっていうのは、私の経験では、飢餓感とか、強い欲望があると、生まれて育ちやすいと思います。

 

なんでも溢れて、与えられている人が多いこの時代って、飢餓感をもつのが難しいから、特に若い人はモチベーションを追い求めてジプシーのようになっているのかなって思います。

 

全ての人ではないのですが。

 

 

英語に関していうと、私の場合はモチベーションの源となったものはいつかありますが、現実問題として大きかったのは、「このまま何もできない人生のままじゃ嫌だ」というどちらかというとマイナスの状況(これも飢餓感の一種)からくる、前や上へ、という動機だったかと思います。

 

英語ができるようになれば、なんか突破口が開けると思っていたし、突破口を開く方法が語学力をつけることくらいしか思いつかなかったし、何か仮に他を思いついても、お金も知恵もなかったからできる気がしなかったのです。

 

英語は、身近にあったので、突破口として思いつき、着手しやすかったのでしょう。

 

 

姉が当時すでにアメリカに住んでいたから訪れた時に英語喋れないと困るし)、父が英語を操る人だったし、学生の頃に受験科目の主力部隊でしたから。

 

当時は、まだネットもそんなに普及してないから、今みたいに玉石混交の英語ネット講座とかもなく、お金も知恵もない底辺OLの私ができることと言ったら、なけなしの給料で買える1冊か2冊の教材(しかもCD付きは高くて滅多に買えない)だったので勉強すると言っても他に選択肢はありません。

 

シンプルでかえって良かったのかもしれません。

 

CDがついてない本を、私は実家に持って帰り、人間英語発音マシンの父に英語と日本語訳をMDに吹き込んでもらい、それを聞きながらひたすら音読をして単語や英文を覚えたのでした。

 

 

そこから、道が開けた。

 

とにかく来る日も来る日もやりました。

 

このままの人生じゃ嫌だったから。

↓よく、ドトールでこれ買って、文法100問解いたら食べるぞーって頑張ってました↓


チョコレートブリオッシュ。いまでも結構好きです。


 

あまり頑張ってる頑張ってるっていうのはカッコ悪いのですが、今でも毎日それなりに頑張っています。

 

止まったらおしまい。止まらなければ後退はしないのです。

 

毎日、ちょっとでも上積みする。

 

私の数十年続いているこの上昇志向というか、モチベーションは、常に飢餓状態であることからきていると思います。

 

以下は、最近読んだ本に書いてあった飢餓状態についての実験結果からの抜粋です。

 

戦争に関する実験で、飢餓状態になった人をそこから回復させるのに一番安全な方法を模索する実験をミネソタ大学のチームが行った時の記述です。

 

飢餓状態の後、食事を与えたら、当然被験者は貪るように食べ物を食べ続け、満腹にはなったけど、副作用として、むくみのせいで実際の体重減少がわかりにくかった──被験者は飢餓のために六キロも余計な液体をため込んだ。代謝は四〇パーセント低下。筋力と持久力も落ちた。

 

ここまでは、読む前から想像できる内容でした。

 

ここからが、興味深い記述。

 

それは、「欠乏が心を集中させる」というもの。

 

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 空腹の被験者は、おなかがすいているせいでやる気も集中力もないので、成績が良くないだろうと考えられるかもしれない。しかしこの課題については、彼らと満腹の被験者の成績は同じくらいだった。

 

ただし例外がひとつある。食べ物に関する単語では、空腹の被験者のほうがはるかに良い成績を収めたのだ。「CAKE(ケーキ)」という単語を正確に見わける確率がはるかに高かった。このような課題は、人の心のいちばん上に何があるかを知るためのものだ。ある概念が頭を占領していると、それに関係する単語がすばやく目に入る。

 

 

心は自動的に、いやおうなく、満たされていないニーズのほうを向いてしまう。空腹な人の場合、そのニーズは食べ物だ。多忙な人にとっては、仕上げる必要のあるプロジェクトかもしれない。金欠の人にとっては今月の家賃かもしれないし、孤独な人にとっては話し相手かもしれない。欠乏は、持っているものがごくわずかだという不満だけにとどまらない。人の考え方を変える。人の心に居すわるのだ。

 

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この、欠乏感を利用して集中力を高めて、単語や英文を覚えられる仕組みを構築できないだろうか、と考えております。

 

「私はほぼ24時間、生徒様のことを考えております」

 

なんて気味が悪いことは言いません。

考えてないし。

 

でも、起きてる時間のほとんどは、どうやったらもっと処理率が高く、なるべく気持ちに負担がかからずに発音や、英語力全体を引き上げられる教え方ができるかということを考えており、全然関係ない本を読んでいても、今回のような見方をして情報を取るのが癖になっています。

 

 

私は、こんな人間です。

 

 

と、ブログをしめてみたけど、「英語力とかやる気を引き出す方法」に対する直接的な答えを提供してなくてすみません。

 

ヒントにはなったかと思います。

 

ホームページやブログやコラムを見ていただくと、色々なヒントが書いてあります。

 

 

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