画像引用元:eiga.com

 

 

◼️原題:Midsommar

◼️監督:アリ・アスター

◼️出演:フローレンス・ピュー

    ジャック・レイナー

◼️2019年 アメリカ 🇸🇪 147分

 

 

 

 

長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めた

アリ・アスター監督の第2作。

不慮の事故により家族を失ったダニーは、

大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。

彼らの目的は奥地の村で開催される

「90年に一度の祝祭」への参加だった。

太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、

やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、

楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。

しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、

妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、

ダニーの心は次第にかき乱されていく。

ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じるほか、

「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、

「パターソン」のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、

「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールターらが顔をそろえる。

引用元:eiga.com 

 

 

サイコロジカルホラー映画〜💀

 

 

”サイコロジカルホラー映画”とは、

精神的、感情的および心理的状態に起因する恐怖により

読者を脅かす、不安定にするホラー映画のサブジャンル。

 

いい意味で不安定にさせられた、笑

 

 

主人公ダニーは、恋人や友人5人でスウェーデンを訪問し、

ホルガ村の「90年に一度の祝祭(夏至祭)」へ参加。

(今回、夏至の時期1w限定の上映に行って参りました〜✨)

 

太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、

やさしい住人たちが陽気に歌い踊る。

 

楽園のような村の描写にうっとりさせられる。

 

 

そのうっとりがだんだん眠気に変わってきた私は、

いつものごとく、居眠りを始めた、笑

 

が、不穏な音と共に、老人の身投げ”棄老の儀式”で

目がパッチリ開いてしまった私は、

それから画面に釘付けになってしまった〜

 

以後、映画はホラー化して行く〜💀

 

 

その間、色んな考えが頭を巡った〜

 

宗教的なイメージのこの村、オウム心理教を思い出したり〜

 

今の世界が現実だと思い込んで私たちは生きているが、

本当は本作の世界が正しいっていうこともあるんじゃないか?

 

今の常識ってあてにならないかもしれない、など〜

 

ある意味、新鮮で面白い映画だと思います〜

 

 

 

 

主人公のダニーの最後の表情の意味〜

 

 

アスター監督は脚本の最後に、

「ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。

ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。

それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」と書き付けている。

 

 

この映画で一番印象に残るのは、

主人公ダニーの最後の表情でしょう〜

 

家族とのトラウマを抱え、恋人との不仲で

精神的に不安定になっていた彼女。

 

彼女の「90年に一度の祝祭」への参加は、

心の整理をして、家族とのトラウマや恋人との別れを乗り越える為の

一連の儀式だったのでしょう〜

 

最後は、村の女性たちと、

不安発作と共に、感情を吐き出すことで、

恋人への気持ちが浄化されたように思えました〜

 

しかし、ダニーは村に取り込まれたのかな〜

この村が故郷?の友人ペレの作戦だったのかな〜

 

 

✳︎170分のディレクターズカット版の方が

皆様の評価が高いからこちらも近いうちに見ないとな〜

 

 

 

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