画像引用元:video.unext.jp

 

 

◼️原題:The End of Summer/Early Autumn

◼️監督:小津安二郎

◼️出演:中村鴈治郎(2代目)

    原節子

◼️1961年 日本 103分

 

 

 

 

他社進出三本目として小津安二郎がメガホンをとるホームドラマ。

脚本は「秋日和」につづいて野田高梧と小野安二郎のコンビが執筆。

撮影は「女ばかりの夜」の中井朝一。宝塚映画創立十周年記念作品でもある。

昭和36年度芸術祭参加作品。

 

秋子は小早川家の長男に嫁いだが、一人の男の子を残して夫に死なれてからは御堂筋の画廊に勤めている。

代々、造り酒屋で手広い商売をしてきた小早川家も、

万兵衛が六十五になり今は娘の文子のつれあい久夫に仕事が渡り、

万兵衛は末娘の紀子と秋子をかたづけるのに頭をつかっていた。

文子たち夫婦も、店の番頭信吉、六太郎も、この頃、万兵衛の妙に落着かない様子に不審を抱いていた。

或る日、六太郎は掛取りを口実に万兵衛の後をつけた。

万兵衛は、素人旅館「佐々木」に入っていった。

女道楽ばかりしてきた万兵衛で、競輪の帰り十九年振りにバッタリ逢った焼け棒杭がつねだった。

つねは百合子と二人で暮らしていて、百合子は万兵衛をお父ちゃんとよんでいる。

秋子には、万兵衛の義弟に当る弥之助の世話で磯村との話が進んでいた。

磯村は一生懸命であるが、秋子の気持はどうもふんぎりがつかない。

一方、紀子もお見合いをしたもののこれも仲々決めようとしない。

紀子は、札幌に行った大学助教授寺本に秘かな愛情を寄せていた。

引用元:eiga.com 

 

 

”画”が素晴らしい〜🎬

 

 

「午前10時の映画祭14」で鑑賞〜🎬

 

小津安二郎監督の作品で一番好きなのは、やはり”画”の素晴らしさ〜✨

シンメトリーで、ピシッと画が決まっているのが気持ちいい〜♡

 

本作はカラーなので、女優さんたちの着物がとても美しい〜✨

喪服は喪服でみなさま、ステキ過ぎました〜

 

そして、1960年ごろの京都の伏見、嵐山、東山、祇園、

そして大阪を見ることができるのもうれしい〜♡

 

 

小津監督と言えば、松竹を拠点とされていましたが、

本作は東宝のなのですね〜

 

俳優さんたちがガラッと変わって、

笠智衆さんがちょい役だったのが印象的でした〜

 

 

 

 

伊丹十三監督作品『お葬式』がオマージュしてる?!

 

 

お葬式あるあるが最後にあるのかな〜なんて思いながら見てました〜

小津監督らしく、最後は清く正しく終われたので良かった、笑

 

煙突のシーンなど、伊丹十三監督の『お葬式』を思い出しました〜🏭

オマージュなのかな〜?

 

 

 

生前、女性関係が色々あった男性が急死すると、

その後の揉めかたがハンパじゃないことがある、笑

 

お葬式に参列する人がどんなお参りをするかで、

故人との関係がよくわかるので人間模様が面白かったりする。

 

見知らぬ女性が号泣していたりする場合、

生前、故人との関係が深いこともある、笑

(私、間接的に経験者です、笑)

 

本作では、大揉めしなかったのでよかった〜♪

 

 

 

 

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