引用元:東京国際映画祭
◼️原題:The Munekata Sisters
◼️原作:大佛次郎
◼️監督:小津安二郎
◼️出演:田中絹代
高峰秀子
◼️1950年 112分
小津安二郎が松竹を離れ、はじめて新東宝で製作した作品。
日本の伝統的な価値観を大事にし、ニヒリストめいた夫に耐え続ける姉と、
そんな姉に反発する現代的な妹の対比を通して、戦後の日本の家庭の崩壊を描く。
原作は大佛次郎。
引用元:eiga.com
ロケ地が魅力的〜♡
「午前10時の映画祭14」で鑑賞〜🎬
小津映画はほのぼのするな〜と思いきや、
ラストはドロドロ‥
私は、違うラストが良かったな〜
ところで旅好きの私は、
1950年ぐらいの有名スポットを見れて満足〜✨
☑︎東京ー銀座、丸の内、築地、日比谷公園、大森
☑︎奈良ー薬師寺
☑︎京都ー京都御所、京都大学医学部
☑︎神戸ー元町あたり
☑︎箱根
対照的な姉妹〜戦後国民の揺れ動く気持ちを表現?!〜
☑︎姉:田中絹代→旧世代、保守的
「古くならないことが新しいこと」
☑︎妹:高峰秀子→新世代、自由奔放
「姉は考え方が古い。流行を追うことが新しいこと」
本作は1950年製作の映画。
対照的な二人の考えは、
戦後5年の”国民のアンビバレントな気持ち”を表しているのかもしれない。
妹のように復興に向けて前にどんどん進もうぜ〜という考えがある一方、
姉のような戦争というトラウマを引きずり、前に進めない考え。
ラスト姉は、別れようとしていた夫(山村聰)が
”急死”というトラウマを突然抱える。
姉は夫と結婚していた間、
前の男、田代(上原謙)のことをずっと想っていた罪悪感がのしかかる。
姉は、もし田代と再婚しても、
夫がずっと見ている気がする…とプロポーズを断る。
逆に妹は、姉に田代と結婚してほしいと思っている。
私もデコちゃん(高峰秀子)演じる妹同様、
お姉さんには再婚して幸せになって欲しいという気持ちで見ていました〜
が、私にとっては、後味悪いラスト、、
しかし本作、戦後の復興に向けての
”国民のアンビバレントな気持ち”を表現しているとしたら、
とても良くできた映画なのだろう〜と考えました〜✨
★2024年6月1日発売、私が書いた書籍です〜★