画像引用元:eiga.com
◼️監督:荻上直子
◼️出演:筒井真理子
光石研
磯村勇斗
◼️2023年 120分
「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督・脚本を手がけ、
震災、老々介護、新興宗教、障害者差別といった現代社会が抱える問題に
次々と翻弄される家族の姿を描いた人間ドラマ。
須藤依子は「緑命会」という新興宗教を信仰し、祈りと勉強会に励みながら心穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、十数年前に失踪した夫・修が突然帰ってくる。
自分の父の介護を依子に押しつけたままいなくなった修は、
がんになったので治療費を援助してほしいという。
さらに息子・拓哉は障害のある恋人を結婚相手として連れ帰り、
パート先では理不尽な客に罵倒されるなど、
自分ではどうしようもない苦難が次々と依子に降りかかる。
湧きあがってくる黒い感情を、
宗教にすがることで必死に押さえつけようとする依子だったが……。
主人公・依子を筒井真理子、夫・修を光石研、息子・拓哉を磯村勇斗が演じた。引用元:eiga.com
ブラック過ぎて笑うしかない〜?!
荻上直子監督作品は『かもめ食堂』しか見たことがない。
荻上監督は、こんなブラックな映画も描くのね〜
っていうか、この手のブラックなお話って私が好きな部類〜✨
主人公須藤依子は、いわゆるよくいる中年女性。
夫と大学生の息子がいて、そして夫の父親の介護をしている。
その依子に「波紋」のように災難が降りかかる〜汗
男社会で中年女性が抱えそうな問題ばかりだ〜
「波紋」とは元々、水面にものが落ちたときなどに、
いく重にも輪を描いて広がる波の模様のこと〜
なので、映画の中でも「水」にまつわる物事が多く、
依子は、新興宗教「緑命会」の「水」を信じきっている。
そして「波紋」の模様のように庭に枯山水を作り、
心を保とうとする。
依子にとって、「緑命会」の「水」も、庭の枯山水の「波紋」の模様も
心を落ち着かせるのに必要なものなのだ〜
とあることをきっかけに復讐劇が始まる〜
歯ブラシを排水口で擦ったり…ね、笑
復讐劇は心がスカッとする〜
そして、最後は…💃〜
まだまだ男性社会の日本。
家族を持つ中年女性の心の叫びにも目を向けて欲しい〜