画像引用元:www.amazon.co.jp

 

 

■監督:北野武

■出演:金子賢

    安藤政信

    森本レオ

■1996年 日本 108分

 

 

 

 

 

北野武監督の長編第6作で、親友同士の2人の青年の成功と挫折を描いた青春ドラマ。

高校の同級生シンジとマサルはいつもつるんで行動し、

学校をサボって自由奔放な毎日を送っていた。

ある日、カツアゲした高校生が助っ人に呼んだボクサーに打ちのめされたマサルは、

ケンカに強くなるためシンジを誘ってボクシングジムに入る。

しかしボクサーとしての才能を見いだされたのはシンジで、

マサルはジムを飛び出しヤクザの世界へと足を踏み入れる。

別々の道を歩むことになった2人は、それぞれの世界でトップに立つことを約束し、

互いにのし上がっていくが……。

シンジを安藤政信、マサルを金子賢が演じ、石橋凌、森本レオらが脇を固める。

引用元:eiga.cim 

 

 

 

青春映画〜🎬

 

 

10代、20代であればかなり共感できたと思うけど、

大いに共感できない自分がなんだかちょっと悲しい〜笑

 

 

「まーちゃん、おれたちもう終わったのかな?」

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ。」

 

最後の名言とも言える、このセリフ。

若くてスランプに陥っていたら、この言葉に励まされるハズ、笑

 

 

若い人が、何かに一生懸命になる姿は本当にカッコいい〜⭐︎

 

失敗を恐れずに、何事にもチャレンジしてほしい〜

 

 

 

北野武監督、事故後の初の作品〜⭐︎

 

 

最後の名言は、北野監督の自身に対するセリフとも考えられる。

 

1986年の交通事故から生まれ変わった、

抑うつ状態から回復した作品とも言える。

 

 

何とも、未来がある作品で、一安心しました〜

 

 

 

 

音楽が頭から離れない〜♪

 

 

シンセサイザーを多用したユーロビートやディスコをベースにした音楽♪

 

思わず口ずさんでしまう〜笑

 

 

Kids Return - Joe Hisaishi

 

 

 

 

追記、最後セリフの解釈について〜

 

 

まーちゃんは、

①片腕を落とし、全身刺青で終わっちゃった人。

②まだ、人生は次がある、片腕がなくてもやれる仕事はある。

 

大きく分けると2解釈の意見に分かれるかもしれない。

(細かい解釈は他にもできるかもしれないが…)

 

 

私は直感で、二人には未来があると思ってしまった。

 

最後の音楽は明るい未来を象徴する様なテンポのいい音楽だったし、

 

森本レオが演じた歴史の先生は、グラウンドで自電車の二人乗りをしている二人を見て、

「あのバカ…」と吐き捨てる。

 

先生が本当に二人に絶望していたら、悲しそうな顔で、絶句していると思う。

 

 

「人の人生って本当に分からない。」

これは私がいつも思っていること。

 

全身刺青で、片腕がない、まーちゃん。

 

人って、崖っぷちに立たないと、

本気で何かに取り組んだりしないものだと思う。

 

まーちゃんは、無意識に崖っぷちに立ち、

自分で自分を追い込んでいるのかもしれません。

 

人生に対する本気を出す為に。

 

本気でお笑いの道を目指して、

この先、北野武監督みたいに、

漫才師になったかもしれませんし、ね、笑

 

 

 

大きく分けて、上記の2パターンの解釈に分かれる理由として、

映画を観る側のまーちゃんに対する自己投影の違いなのではないか?と思う。

 

 

「人生って本当に分からない。」

「諦めないことが大事。」

 

若い人にはこういう風に思って生きてほしいという気持ちからの解釈である。