画像引用元:eiga.com

 

 

■原題:Ete 85

■監督:フランソワ・オゾン

■出演:フェリックス・ルフェーヴ

    バンジャマン・ヴォワザン

■2020年 フランス 100分

 

 

 

 

フランス映画界の名匠フランソワ・オゾンが、若かりし日に読み影響を受けたという

エイダン・チェンバーズの小説「おれの墓で踊れ」を映画化し、

16歳と18歳の少年の人生を変えた、ひと夏の初恋を描く。

 

セーリングを楽しもうとヨットで沖に出た16歳のアレックスは

突然の嵐に見舞われ転覆し、18歳のダヴィドに救出される。

2人は友情を深め、それはやがて恋愛感情へと発展し、アレックスにとっては、

それは初めての恋となった。

そんな2人は、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、

残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てるが、

ダヴィドの不慮の事故により、2人の時間は終わりを迎える。

生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、

ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった。

 

主演は、オゾン監督がオーディションで見いだしたフェリックス・ルフェーブルとバンジャマン・ボワザン。

第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション選出作品。

引用元:eiga.com

 

 

映画館で鑑賞🎬

LGBTをテーマにしたもの2本立てでした!

 

 

最後、交通事故で亡くなったダビィドの提案通り、

『sailing』の曲と共に、ダビィドのお墓の上で踊るアレックス。

 

さすがに涙が出そうになった…涙

 

 

親友よりも深い関係の少年たち、16歳のアレックスと18歳のダヴィド。

ダヴィドが女性ケイトと関係を持ったことをキッカケに大げんか。

 

出て行ったアレックスをバイクで追いかけたダビィドは事故死。

 

 

ダヴィドの母親には、「アレックスのせいでダヴィドが死んだ」と言われ、

アレックスは、罪悪感に苛まれる。

 

 

 

私は、ダヴィドの事故死は『無意識の自死』であると考える。

 

 

父親を亡くして間も無いダヴィドは、

「父親のことをいつも考える。」と言っていた。

 

まだ父親の死に対しての、「モーニングワーク(死の受け入れ)」ができていない状態。

 

ダヴィドは抑うつ状態で、心の奥底には「希死念慮」があったんじゃないかな?

 

 

そこで出会った少年達。

ダヴィドは人と深い付き合いをする精神状態ではなかったんじゃないかな?

男女問わず、色々な人と軽い付き合いをして、傷つきたくなかったんじゃないかな?

 

でも、アレックスは深い付き合いをしたかった。

 

そこで、二人はすれ違った…、涙

 

 

 

二人で楽しかった頃のクラブでの「sailing」♪

 

 

 

お墓の上での「sailing」

 

 

 

 

原作、エイダン・チェンバースの本も読んでみたい!